-まず最初に今回の初のフルアルバムになる「OUT LOUD」のタイトルについて聞きたいんだけど、この「OUT LOUD」というタイトルはどのようにしてつけられたの？

川島（以下K）：アルバムを作る際にいくつか案を出し合ったんです。この「OUT LOUD」という名前はその中でも最初の方に出た案だったんだけど、最終的に自分達がこのアルバムに蓄積したものを一気に吐き出すようなイメージでこのタイトルに決めたんです。

-言葉の響き的にはロックな感じがするんだけど...。

K：そうですね。けど、意図したのはより内容的な面での意味あいが強いですね。

-レコーディングに要した時間は？

中野（以下N）：レコーディングに入ったのは今年頭頃だったんだけど、レコーディングの合間に主にヨーロッパでのライブが入ったので、実際レコーディングに費やした時間はその半分位でしたね。

-そうか。良く考えると二人って2ヶ月に1回くらいの割合いではヨーロッパに行ってたんだよね。それに夏場は5本のフェスティヴァルに出演しているし、時間的にはタイトだったんだよね。　さて、レコーディングは主に日本で行われたの？

N：大部分は日本ですね。生楽器の録音とかエンジニアが必要とされた部分はスタジオ録りをしましたが、ベーシックなトラックは自分のスタジオで。あと、一部分夏のフェスティヴァルの合間をぬってロンドンのスタジオに10日間ほどこもって作った部分もあります。

ロンドンでのレコーディングはやはり日本でのそれと違った？

N：楽器は全て自分のスタジオにあるものと全く同じものを現地で手配してもらったんだけど、やはり音の鳴りとか、あと自分のノリ的な部分でもうまく進んだと思いますね。来月のUKツアー後にもそこでさらに何曲か作り上げる予定なんです。

-流れとしては日本でベーシックなトラックを組んで、それをロンドンで仕上げたという感じ？

N：いえ、1からロンドンで作り上げたものもありますね。逆に仕上げだけをあっちでやったというものはないです。