テクノ講座

Happy Techno(ハッピー・テクノ)

ハッピーテクノは、「ハッピー系」と呼ばれることもあり、最近では「Warp House(ワープ・ハウス)」と呼ばれることもあるようです。読んで時の如くハッピーな感触のあるものです。
馴染みやすいメロディーを持ち、ドラマティックな展開があるものをこう呼びます。ベースにはハウスの要素も多分に加わっていて、モノによってテクノと言うよりハウスと言った方がしっくりくるものもあったりします。基本はロンドンのゲイクラブ(TRADEというクラブが有名)でプレイされていたようなもので、アッパーで、エネルギーに溢れたものです。有名なアーティスト/DJに、Tony De Vit(トニー・デ・ヴィット)という人がいます。国内ではYO-C(ヨッシー)やShinkawa(シンカワ)といった人が有名です。ちなみに「ワープ・ハウス」とは言っても、イギリスのレーベル「ワープ・レコード」とは関係ありません。
そしてハッピー・テクノにも細かい分類があって、Happy Hardcore(ハッピー・ハードコア)やNU-ENG(ニュー・エナジー)といったものもあります。ニュー・エナジーには少しトランスの要素も入るので、一口でハッピー・テクノの中に分類するのも難しいです。ニュー・エナジーで有名な日本のDJは、Yoji Biomehanica(ヨージ・ビオメハニカ)などです。

また、ハッピー・テクノとは少し違いますが、ポジティブな要素を持つものとして、ドイツのMijk van Dijk(マイク・ヴァン・ダイク)などがいます。彼はジャーマントランスの流れから、独自の世界を切り開いています。そしてミニマルの要素も取り入れていて、非常に独創的です。そういったスタイルのDJとして、日本にはToby(トビー)などがいます。

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