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ブンブンサテライツ/Boom Boom Satellites

川島道行と中野雅之のブンブンサテライツは1991年、それぞれ違うバンドで活動していた二人が結成したプロジェクトである。ジグ・ジグ・スパートニックの同名の曲からグループ名をつけたことからも解るように、二人とも以前からロック・ミュージック、そしてデジタルなダンス・ミュージックの両方にそのバックグランドを持ちつつ、それぞれの方向性を模索していた。初期ケミカル・ブラザーズ(ダスト・ブラザースと名乗っていた頃)などに影響を受けつつ、活動を続けていた川島と中野が1994年、最初におおやけにその姿を現したのは何とザ・ブルー・ハーツのリミックスだった。その時にはまだ無名のアマチュアだった彼らは、ザ・ブルー・ハーツのリミックス・アルバム「キング・オブ・ミックス」で唯一アマチュア・グループとして参加したばかりか、彼らの手掛けた「ヒット!ヒット!ヒット」はアルバムからのシングル・カットとなった。翌年には田中フミヤの主宰するとれまレコードのオムニバス「アブストラクト・セット・ワン」にオリジナル・トラック「ダブ・ミー・クレイジー」で参加。1996年に来日したDJフードもこの曲をプレイするなど、この1曲によって彼らは日本国内のみならず、海外でも注目を浴びる存在となった。そういった話題の中、1997年にブンブンサテライツは遂にR&Sレコードとの契約を果たし、4月にはレーベル・メイトでもあるケン・イシイの「エコー・イグジット」、6月にはローカストの「ユア・セルフィッシュ・ウェイズ」のリミックスを担当、そしてデビュー・シングル「4・ア・モーメント・オブ・サイレンス」をリリースした。7月にはベルギーで行われた「10デイズ・オブ・テクノ」にケン・イシイ、デリック・メイらと共に出演、メロディー・メーカー、ミックス・マグ、ミュージック・ウイークなどのヨーロッパの音楽誌で取り上げられ、8月には白山で行われたレインボー2000に出演。9月にヨーロッパでR&Sより2枚目のシングルがリリースされる。日本では97年秋に全世界発売が決定しているCDマガジン「パシフィック・ステイト」にケン・イシイ、石野卓球らと共に参加したのち、11月にソニー・ミュージック/オフィス7より6トラックEPでデビューする。

Discography

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