01.FREE HAND
フリーハンドで描く、実はそれが以外と核心を突いていたりする。

02.JUSTICE BLACK
世界は情報で作られていて、情報は世界で作られている。
僕の考えていることは本当に僕のアイデアだろうか。
歴史の黒い影に操られているような気がする。

03.SUNSHINE FAIRYLAND
自分は本当は太陽とか青い空とかを
そういう気持ちで見るためだけに
生きているのではないかと思うくらい
気持ちのいい朝に、南に旅をすると、ときどき出会う。

04.WONDER WORD
恋の始まりは言葉だと思う。何気ない言葉の端々だと思う。
そういうときの声と言葉の関係は、イコールではないと思う。

05.BGM
本当に素晴らしい瞬間というのは、心のどこかから
壮大なシンフォニーが沸き上がってくるような美しい感覚がある。

06.DISCORD
彼はどこでも浮かない、けれど、どこにも馴染まない。
それは次第に、周囲の人を不安にさせる。

07.HARMONY
古い話だけど、ワールドカップサッカーのとき僕は本当に感動していた。
日本が勝つたびに得体の知れない強い力を感じていた。
強く願う、というマジックに魅了されていた。
だから、僕のことを、あいつはやればできるとずっと思っていてほしい。
そうしたら僕は必ず、やる。何だってやり遂げてみせる。

08.RECREATION
小学校の頃、「親と子のリクリエーション」という学校行事があった。
単にドッヂボールをしたりして遊んでいたあの時、
親子たちはいったい何を再クリエイトしたのだろう。

09.GOLDEN MASTER KEY
自分の未来について大切な鍵を握っている人は、
目を見ればわかる気がする。
いい目をしている人は信用できるし、
僕はそういう人たちと歩いていきたい。

10.WORLD IS NAKED
人間は力を持っている。
太古の昔から問題はただひとつ。その使い方だけ。
いつの時代も権力者は、自分が誰かを狙っているのか、
逆に誰かに自分が狙われているのか、だんだん分からなくなってくるらしい。

11.SIREN
うまいこと言って僕らを破滅へと誘う。ほら、今日も米国が日本を呼んでいますよ。

12.LAST SCENE
生まれた瞬間から僕たちは、よくわからない劇に出演されられている。
与えられたと自分で思い込んでいる役を懸命に演じている。
だから当然、それが自分に適役なのかどうか戸惑うこともしばしば。

13.TIME
あれは忘れられない事件だ、とかなんとか言いながら、
その人も今の今までその事件のことなんか忘れて暮らしていた。
そういうのがまったく平気な時代。でもその一方で、
心の方が適当に忘れてくれない怖くて生きていけないような
恐ろしい事件が多いのも事実。そういう時代を生きている自分が誇らしい。

いしわたり淳治