ライムスター宇多丸の『マブ論 CLASSICS』 -アイドルソング時評 2000〜2008-
『ライムスター宇多丸の『マブ論 CLASSICS』 -アイドルソング時評 2000〜2008-』

白夜書房 1600円(税込) 発売日:2008年7月3日

近田春夫『気分は歌謡曲』以来の名著なれど、そのアティテュードはメタ・アイドル時代以後ならではの〈純粋アイドル応援批評〉。屈折するハロー!プロジェクトの上昇と下降、そして広島から来たPerfumeの奇跡を、黒メガネの憎い論客が愛&鞭の執筆でおっかけた果てに、21世紀のアイドルの意義を悟る感動の書。
――川勝正幸(文化デリック)


平成アイドル史の転換点を彩る楽曲の数々を、
ヒップホップ界随一のアイドル狂・宇多丸が徹底批評。

〈約70組・130曲を5段階で評価!〉
プッチモニ KAT-TUN 片瀬那奈 W 安室奈美恵 鈴木亜美 中川翔子 Perfume 松浦亜弥 深田恭子 モーニング娘。 w-inds. Berryz工房 中島美嘉 etc.…

特別対談・小西康陽


〈目次〉
●第一章 ハロプロの時代(1)――帝国の興隆
●第二章 ハロプロの時代(2)――「ハローマゲドン」の後に
●第三章 ハロプロの時代(3)――物語の終焉
●コラム:1999年のつんく♂ワーク――『マブ論』以前のハロプロ
●第四章 氷河期、再び――「周辺領域」での生き残り
●第五章 新たなる希望――アイドル・ネバー・ダイ
●特別対談・小西康陽

〈著者プロフィール〉
宇多丸:1969年生。早稲田大学在学中、1989年にRHYMESTERを結成し、現在に至るまでヒップホップシーンの第一線で活躍中。アイドルソングの他、映画やテレビゲーム等にも造詣が深く、文筆家・ラジオDJとして、そのマニアックかつ幅広い知識を遺憾なく発揮している。共著に『ブラスト公論 〜誰もが豪邸に住みたがってるわけじゃない』(シンコーミュージック)がある。