直訳すると『外へ跳ぶ』という米国産ビッグアーティスト(訳有って、ここでバンド名は言えませんが・・・。)のヴォーカリスト・Dexter Hollandによるゴキゲンなスカチューン。日本公演に招待された亜美と由美がアフターショウでセイハローした時にノリで『曲作ってぇー』と言ったらあっさり実現。ちなみに彼らのJapan TourとPuffy AmiYumiのUS TOURでオープニングアクトを務めたのが同じ『Aquabats』だったのも素敵な偶然。そしてなんと、LA MUSIC AWARD 06で「World Music Single of the year」にも輝いちゃった。
べらんめぇなヴォーカルと“SEX PISTOLS”なフレーズが効いたパンキッシュソング。2000年にS×SWというショウケースで初めて米国でライブをしたが、その時テキサス州オースティンでVIDEO CLIPも撮影した。尚、カップリングは“プールにて”でサマーなシングルだった。
PUFFY缶(PUFFYイラスト入り)も登場した清涼飲料水のCMソング。某特番で西城秀樹“YOUNG MAN”とメドレーで共演したときはヒデキだけにカンゲキだった。グルメ番組の蟹を食べるシーンではすでにスタンダードになっている。“カニ食べ行こう”を連呼するサビは斬新を通り越して痛快。最初はおどろいた。
世界110カ国以上で放映され“Puffy Amiyumi”をワールドフェイマスに押し上げたアニメの主題歌。アニメのキャラが実在する人物だという新しい試みはUS TOURの客席に多くのちびっ子ファンを送り込んだ。これは別曲のレコーディングで来日していたアンディーが突然レコーディングしたいということになり奇跡的なブッキングでベースに根岸孝旨、ギターにはなんと奥田センセイ、ドラムはAndyでベーシックを急遽録音。冒頭の“ノリッ!”は、歌入れで失敗して次のテイクをやる時、自分に向かって由美が注意点を叫んでいるのをそのまま生かした。日本では未発表だが、ポルトガル語とスペイン語のバージョンが存在する。ジョンスペンサー、ZEBRAHEAD、U2、OFFSPRING、GREEN DAY、BRIAN SETZER、のメンバー・・・というより主に子供たちが“Hi Hi PUFFY AMIYUMI”のファンである。
ユニコーンの大ヒットシングルをカバーし、TVアニメ『働きマン』の主題歌にもなった。奥田センセイが自分の作品の中でも抜群のデキと語る、すべてのヤングビジネスマンに突き刺さる曲である。VIDEO CLIPは萌えキモかわいい(?)亜美由美と、ユニコーンへのオマージュとなるサビのシーンが楽しい。ユニコーンのCLIPで出てきた我らがボス・原田公一の名刺の肩書きがチーフマネジャーからPUFFYのでは社長になっているところにも注目。
ここ数年、亜美由美がライブでやりたがる曲、第一位に輝いている。数あるAndy+PUFFY SESSIONを代表する楽曲とも言える。スタッフ間では通称『赤ブラ』と、セクシーな呼ばれ方をする。そして何故か最後にバイクが走り去る。
バイクが戻ってくると、エグゾースト・ノートのカウントで軽快にスタートする。奥田センセイとのブレインストーミング(雑談)で決めた、タイトル先行で出来た曲。もちろん『狼』と『娘』という漢字が似ている的なことである。そして交通事故で骨折してちょっとお休みした由美の近況が歌詞に盛り込まれた。さらには由美が歌いながら笑っちゃったテイクがそのまま採用される遊び心も。ちなみにライブでは奥田センセイが“CAR SONGS OF THE YEAR”でセルフカバーしたアレンジをいただいちゃってます。
PUFFYのLIVE BANDでバンマスを長年やっていただいている、古田“しーたか”たかし作曲。詞は奥田センセイに、センセイの武道館ライブの楽屋で依頼。PUFFYの関係性を素敵に表現している。初めてLIVE BANDでレコーディングした曲でもある。ちなみに麻雀に関しては由美が出来なくて、亜美が挫折した。
PUFFY最大のセールスを誇る2nd SINGLE。この成功で1枚きりのはずだったPUFFYがパーマネントなユニットになる覚悟をした。上から目線の歌詞にTHE WHOやBEATLESを彷彿させるフレーズやハーモニーが散りばめられ、3分を切る潔さも魅力。その流れで今ドキめずらしいモノラル録音にしちゃった作品。ライブではコーラスが大変。タイトルの3つの漢字を音読みすると、当時のタイアップがわかっちゃう。仕事でかなり嫌な思いをした日、みんなでご飯を食べながら『楽しいことをしよう!』と思い立ちなんとアメリカ横断をしながらロケでVIDEO CLIPを作った。この時に帰国したら、道を歩いてる人に追い掛け回される程にブレイクしてて、本人曰く『びびった!』とのこと。96年度レコード大賞最優秀新人賞までもらっちゃいました。
10周年スペシャルライブの野音でも印象的だったモータウン調ミディアムバラード。女同士の友情をノスタルジックに描く歌詞はPUFFYならではのもの。アルバム“Nice.”ではこの曲の後5分間の無音部分があり、Andy Sturmerの娘クロエが囁くようにアルバムタイトルを呟いている。
始球式をやったり、オールスター戦で12球団のマスコットと踊ったりしたTBS野球中継のテーマ曲。奥田センセイが作詞、作曲、プロデュース、ドラム、ギター、ベース、コーラスを一人でこなすマルチぶりを発揮。“モグリーナ”と呼ばれるダンサーがちょうちょのようなダンスを舞う。そしてライブでの“モグリーナ”は舞台袖のスタッフが担当しているので、数段しょぼい。(野音を除く)
そもそも、GapのCMみたいなこの曲のVIDEO CLIPが米国で流れ、それを見たプロデューサーが・・・といったことが米国進出を成功させたと言っても過言ではない。スカパラホーンズが華を添えたライブで映えるナンバー。後にライブ用に流石組によるダンスチームを結成。ステージでPUFFYがMAXばりの激しいダンスを披露していたが、ツアーの合間、自宅で漫画を読んでいる時!に亜美が何故か靭帯を切ってしまった!!(詳細は割愛)ため最終の広島公演ではサプライズで流石組が助っ人として登場、二人の涙を誘った。
“ブギウギNo.5”でPUFFYにピンときたカートゥーン ネットワークのプロデューサーが“Hi Hi”をやる前にどう?と言ってくれたアニメの主題歌。アニメはBATMANに出てくるサブキャラ・ROBINが主役の話。米国でのライブでは子供達が大合唱。“Teen Titans”のコスプレした若者も多い。
カバーアルバム“THE HIT PARADE”に収録されたTHE BLUE HEARTSの代表曲。夏フェスなどでは蜂の巣を突いた様な盛り上がりを見せる。亜美も由美もブルハの大ファンで甲本ヒロトが“Splurge”のために曲を提供してくれた時はかなりうれしかった様子。このアルバムはJET CD以来数年振りに奥田センセイ全面プロデュースでレコーディングされた。そしてこの頃、カバーアルバムをつくるアーティストが多かったりもした。二人の顔をモーフィングしたジャケットも話題に。
“心地よい針のシゲキ”はタトゥー(=愛のしるし)だったりする。“なんでもあるよな国でただひとつ”なのだ。デビュー直後、奥田センセイのツアーに『アジアの純真』でゲスト出演した大阪の夜、同じくライブで来ていたスピッツとキャンペーンで来ていたMr.Childrenと共に同じ飲み屋に集結したことがきっかけ?で草野マサムネに書き下ろしてもらった。仕舞いには奥田センセイは雑誌のインタビューで大物アーティストに「余ってる曲下さい!」と呼びかけていた。多分、その記事と大阪ミーティングの噂がきっかけでトータス松本も楽曲提供してくれた。余った曲じゃないと思いますが。草野マサムネはレコーディングの時、スタジオに来てガイドボーカル(お手本)を入れてくれた。しかもPUFFYの高いキーをそのままサラッと歌って帰って行った。映画“ウオーターボーイズ”のシンクロ・シーンでは妻夫木聡も舞った。
英語バージョンの“FRIENDS FOREVER”がハリウッド映画『SCOOBY DOO2 モンスターパニック』のエンディングテーマに抜擢された。アルバム“59”ではさらに“SO LONG ZERO”という別の英語バージョンもあり、いくつもの顔を持つ曲である。『約束はしない約束』というのがなんともPUFFY的。
PUFFY×東京スカパラダイスオーケストラというスペシャルユニットとしてリリースされた紅茶の香り漂うシングル。NARGO作曲、PUFFY作詞とういうコラボレーションで作られた楽曲はスカパラ歌ものシリーズを彷彿させる高い評価を受け、06年11月1日(紅茶の日!)にはジョイントライブも行った。
初めて奥田センセイから離れAndy Sturmerがプロデューサーとなった。といってもファミリー感丸出しだが・・・。歌詞も初めて亜美由美で共作し、出来たものを奥田センセイが添削。ちょこちょこといくつか言葉や文字を変えただけで劇的に完成度が増したのを覚えている。さすがテクニシャン。リリース当時は化粧品、最近ではダイハツ“ムーヴラテ”のCMでも起用された。で、“たららん”ってどうゆうこと?
PUFFYがこの世に初めてドロップした金字塔的デビュー曲。ニュージーランドで撮影された、いきなりのCM出演も鮮烈だった。この呪文のような歌は当時、ちらほらと普及し始めたインターネットが裏テーマじゃないかと思われる。色んな地名や、食べ物、楽器などの羅列がネットサーフィンを連想させ、『マウスだってキーになって』『アクセスラブ』というフレーズもある。タモリの“熊猫深山”が元ネタだったりもするらしい。ライブではイントロが流れると異様な盛り上がりと共にすごいエネルギーを発する。ボーカル録りの時、亜美は自宅に電話しても親に本人だとわかってもらえないぐらい風邪で声が枯れていたことで逆に抜群のテイクがレコーディングされた。その後しばらく奥田センセイから歌入れのたびに「ランニング着て走って風邪引いて来い」と言われていた。
PUFFY出演のカネボウ化粧品『ラヴーシュカ』TV-CMで使われている最新曲。元々、Andyプロデュースでデビューしたスウェーデンのメリーメーカーズが作曲&サウンドを手掛けた曲。彼らがPUFFYに作るdemoはグッドソングが揃っていてSplurge“早春物語”など今後もレパートリーに増えそうな予感。
国内初CD化。Splurge“Shall We Dance?”の英語バージョン。US盤では“Splurge”のオープニングソング。作者でプロデューサーのブッチウォーカーに最初に会ったのは彼がアヴリルラヴィーンのツアーにメンバーとして来日(ソロ名義でアヴリルのオープニングアクトでも出演)した時。今は無いキャピトル東急でのランチだった。そしてみんなで武道館に観に行った。世界的なプロデューサーとのセッションはとても有意義なもので、新たな曲のレコーディングも予定されている。
国内初CD化。Splurge“女マシンガン”の英語バージョン。BLUES EXPLOSIONが来日の際、PUFFYご指名で対談。ジョンスペンサーはPUFFYのニューヨーク公演に大ファンの息子と共に遊びに来てくれた。ジョンは息子に自慢の仕事になった?
国内未発表でUS盤“Splurge”のボーナストラック。POLYSICSは日本でも米国でもレーベルメイトで、2000年の米国での初ライブS×SWで共演してからのお付き合い。簡単に言えばニューロティカ繋がり。
大人の事情で野音のライブDVD“TOUR! PUFFY! TOUR! 10 FINAL”には唯一収録されなかったGREEN DAYのカバー。これで、野音のライブがコンプリートされることになる。たまたま、GREEN DAYがグラミー賞を取り大復活するタイミングで日米のツアーでプレイされたキラーチューン。彼らの来日公演の際もお呼ばれして楽屋でごあいさつ。(来日中のアヴリルもいた!)ビリー・ジョーも曲書いてくれないかな。