宮ちゃん教えて!!



ライブハウスのモニターについて  エリさん
Q おはようございます!!エリです。
どうしても聞きたい事があってメールを送りました。
普通のホールではモニター卓のアウトから
それぞれのミュージシャンの「ころがし」に送ってるじゃないですか?
ライブハウスだとPA卓がだいたい、1つしかないですよね。
その場合はどうしたらいいのですか?教えてください!!

A 普通のホールでやるライブはステージも大きいし演出効果もあり
各プレーヤーが生音でバランスを取るのが難しいですよね。
そこで登場したのが「モニター・システム」なのです。

各プレーヤーの足元には三角の黒い箱状のスピーカーが1〜2個置いてあり、
そこから出てくる音を聞いて演奏します。
この箱を「モニター・スピーカー」、通称「ころがし」と言います。
たとえばギタープレーヤーの場合、自分の後ろでギターアンプが爆音で鳴っていたとします。
そうすると他の楽器や歌を聞かないと演奏出来ないですよね。
しかも自分のギターの音は凄い音量で直接聞こえてきている。
各プレーヤーの立っている場所場所で生音の聞こえ方の差がでてくるので、
それを補正するのが「モニター」と呼ばれるものなのです。
ホールでのライブの場合みなさんが聞いている音は、
ホールのど真ん中に陣取って機械をいじってる「メインPAエンジニア」が
音を作りステージの両サイドにある「メインスピーカー」から出てくる音なのです。
しかし、各プレーヤーが聞いているのはステージの脇にいる「モニターエンジニア」が
それぞれの「モニター・スピーカー」に送った専用の音なのです。

さて、ライブハウスの場合は小さいし予算もかけられないので
「モニターエンジニア」も居なければ「モニター・コンソール」も有りません。
ライブハウスでの基本はまず『ステージ上で各楽器のバランスをとること』だと思います。
ドラムは音量を変えられないのでドラムに合わせてベースアンプの音量を決め、
それに対してギターやその他の楽器の音量を決めましょう。
それが出来あがったらヴォーカル等を「モニター」から出す。
これはコンソールのFBやAUXから「モニター・スピーカー」に送ってやれば済む事だと思います。
あくまでも「モニター」は補正が目的なので、くれぐれも間違えない様に。

ステージ上のバランスが良いとメインからの音も良いはずですよ。


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