宮ちゃん教えて!!



『股旅』のアナログ盤について  naokoさん
Q 初めまして。
宮ちゃんに教えていただきたいことがあるのですが。

以前のQ & Aにも同様の質問があったのですが民生さんのアルバム『股旅』のアナログ盤についてなんですけど、私の購入したLPも音飛びがひどく、また、同じ溝を針が走りつづけてしまい、曲が永遠に終わらないってことに陥ってしまったのでまず、店で交換して頂き、交換分も変わらなかったのでソニーレコードさんに現物を送って調べて頂いたのですが、LPについて、不良では無いとの回答を頂きました。
一応、新しいのと交換して送り返して頂けて、それをプレーヤーで聞いてみたら、音飛びはしませんでした。
このようなことは初めてだったのですが、今回のはプレーヤーをいじくれば、解消できたりするのでしょうか?それとも、LPがダメなのでしょうか?
実は、もう一枚、保存盤と思い、購入してあるのですけどそれも試聴したほうが良いですか?

このコーナー、質問の答え方で宮ちゃんの温かさが感じられて、とっても大好きです。
これからも、いい音、作ってください。応援してます。
A 大変な、思いをされたみたいですね。
まず音飛びの1番の原因と思われるのは、レコード盤のカッティング・レベル(録音されてる音の大きさ)が大きくて、レコードプレーヤーがうまくトレース(再生すること)できない為じゃないでしょうか。次にレコード盤自体に製造過程で何らかのトラブルが発生し、カッティングがうまくいかなかったという事が考えられます。
さて、naokoさんはどんなレコードプレーヤーを使っていますか?もしもCOLUMBIAのGP-3あたりのローコストな製品を使っているのなら、初めの原因が十分に考えられます。ミュージシャンやエンジニア・サイドとしては、出来るだけ大きな音でカッティングしたいのです(CDも同じです)。だから再生能力が追いつかない可能性があるわけです。
しかし、ちゃんとした(言い方は悪いけど)レコードプレーヤーを使っているのなら、調整がうまくいってないのかも。レコードプレーヤーは針圧と言ってレコード盤に対してレコード針が圧力を持ってトレースしています。だから針圧が不足していると、大きな音の場所で針が宙に浮いた状態になって音飛びしてしまう、と言う状況になります。
そこで、どうすれば良いかと言うと。針圧の調整機能がついていれば、標準の値(多分1.5g位)より1gほど多く針圧をかける。そういうのが無ければカートリッジ(針の付いてる所)の上あたりに一円玉をテープで貼り付けてみて(ちなみに一円玉は、1つ1gなので1〜2個)。
naokoさん、保存用にしてあるレコードこの方法で試してみては?きっと新たな発見があるかも!!!!

◆山岸より宮島さんへ◆
まず、「大変な、思いをされたみたいですね。」は宮島氏のみが質問者に対し優しくしている、という印象を与えるので当事務所としては好ましくない。宮島氏がどうしてもこの箇所を必要としているならば、「大変な」の後の「、」はないほうが文章としては分かりやすいのではないか。いずれにしても当事務所としては偽善的発言と理解せざるを得ない。
次に「初めの原因が十分に〜」の箇所であるが、ここは「前者の原因が十分に〜」のほうが分かりやすいと言えるであろう。
また、カッティングのレベルを何故高くしたがるのか、それによって生じるメリットを書くと良いのではないか。
最後に「きっと新たな発見があるかも」に関してであるが、「きっと」に対しては語尾は「〜に違いない」とか「〜なはず」等の断言が必要なのに、この文章はそれがなく、一般で言うところの「ねじれている文」に相当すると思われる。


以上早急な対処をお願いします。(笑)
SMA/Hit&Run 山岸ケン

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