カルト編
●八熊の巻

写真(1)

写真(2)
まずはYACK BASSの巻。 写真(1)を見ていただきたい。 長年八熊氏が愛用し、皆さんも馴染みのあるLPベース(オレンジ)からバトンタッチを受け、去年の年末より使用されているNEWベース「THUNDER」である。
このベースは長い年月をかけ、COKKO GUITARの鈴木氏(注1)と八熊氏の共同開発により最新の技術を駆使しオールハンドメイドにより組み立てられた世界に一本しかないベースである。
BODYはFENDER社のGUITAR「JAZZ MASTER」(注2)をモデルにし、見た限りでは大きさはほぼ同じと見受けられる。またHEAD(写真(2))を見るとこちらもおなじくFENDER社のGUITAR HEAD(注3)と同じ大きさのようだ。ロゴもFENDERをモジり「THUNDER」と手書きでかかれている。
写真では解りづらいがPICK UP(注4)は無名のメーカーのモノが搭載されており、本人曰く「無印良品 PICK UP」だそうだ。(ただし5000円でゲットしたらしいが今は入手不可能だと思われる)アンプとのマッチングもよさそうでブリっとしたサウンドやタイトなサウンドまでPICK UPの使い分けで色んなバリエーションのサウンドが出せるベースである。(ちなみに本日のライブはフロントPICK UPをメインに使用していました)随所細かい所にこだわりがあり、弦を裏通し(注5)にすることでボディー鳴りを良くし、ONEボリューム、ONEトーンとシンプルで構造により余計な回路等を経由しないサーキット(注6)になっている。
またかなり見た目がギターに近く、八熊氏のルックス&ベースプレーには適しているようだ。
このベースを作った理由は?と本人に聴くと「横山ノックに対抗して作った!」と意味不明なコメントを頂きましたが、かなりお気に入りのご様子です。

写真(3)
※写真(3) NEW BASSを持ち、カメラ目線のローディー地宗君。八熊氏のストラップの低さが解るだろうか。

写真(4)
※写真(4) 手前のベースはこの日サブとして用意されていたFENDER社「MUSTANG BASS」である。奥のTHUNDER BASSと比べてヘッドの形状などの違いでいかにNEW BASSがギターに近いルックスなのかが解りますか?
  • 注1  「COKKO GUITAR 鈴木氏」
    スパゴー初期の時代からお世話になっているリペアマン(ギター修理屋さん)。兄も普段からギターのリペ ア等でお世話になっている。但し個人的に仕事をしているため、一般の方からの修理、オーダーは一切受 け付けてません。
  • 注2  「JAZZ MASTER」
    フェンダー社のギターの中でも取り分け色んなジャンルの音楽で使用されている名器。60年代のインストゥルメンタル・ロック、70年代のNEW WAVE、80年代〜90年代のオルタナティブなどなど…愛用したギタリストは数知れず。兄弟の様なギターで「Jaguar」というギターもあります。
  • 注3  「HEAD」
    ギターやベースにおいてペグ(弦を巻き取って締め付ける部分)のついているネック(弦を押さえる部分)の先っちょ。色んな形のHEADがあります。
  • 注4  「PICK UP」
    ピックアップとは弦の音をひろうマイクのことです。これを交換すると色んな音の変化があるわけです。ただしギターやベースなどとの相性があるため交換は難しいのです。
  • 注5  「裏通し」
    弦をボディーの裏側から通す構造です。フェンダーのギターやベースなどにはよくみられる構造で、弦の響き(振動)が楽器全体に伝わりやすくなり、鳴りが良くなるのです。
  • 注6  「ボリューム・トーン・サーキット」
    ボリュームとはその名の通り、音量です。トーンとは音色ですね。このツマミを絞ったり、上げたりでサウンドがガラッと変わるわけです。サーキットとはこれらのツマミや配線など全部の回路、回線の事です。
●橘あつやの巻
こちらは橘あつや氏のアンプです。
メインアンプは左側の最上段に積まれているアンプヘッド「SOLDANO」と右のスピーカー「Mashall 1960A」です。ソルダーノは長年愛用のアンプでクラプトンなどの使用で有名になったアンプです。その下のアンプは見慣れないと思いますが、「Dr Z」ドクターズィーというアンプでイーグルスのジョーウォルッシュが使用していることで有名です。レコーディングなどでは大活躍のアンプです。この日はスペアとして用意されてました。
●たちばな哲也の巻

写真(1)
たちばな哲也氏のドラムセット、写真(1)です。以前のデジカメ隊でも紹介致しましたが、「dw」というメーカーのDr Kitでカラーはシルバースパークル、ピカピカ光ってラメってます。特注カラーで入手困難、たちばな別注とでも言いましょうか?

写真(2)
写真(2)のキックペダルはこちらも「dw」で、ビーターという打面をアタックするパーツ(ペダル上に付いている黒い部分)が2つあるのが解るでしょうか?写真(3)の右側にあるペダルとこのメインのペダルを交互に踏み込む事により、ビーターが交互に打面をアタックし、ドコドコドコ……とキックの音が隙間少なく鳴るわけです。この日演奏された曲の中で「2分前に戻りたい」はこの奏法でキックが踏まれてますね。

写真(3)
写真(3)の真ん中にあるペダルはハイハットです。その隣のBOXはヘッドセット(マイク)のON/OFFスイッチです。左足のみでこの3つのペダル、スイッチを即座に踏み変えてる訳です。すごいですね。
●その他の巻

写真(1)
今日はチッタにとって最後のワンマンライブということで、ブッキングマネージャーの木嶋さんに前説をお願いしました。偶然会場に遊びに来ていたローディ大場氏と共にステージに上がることに。

写真(2)
そしてこちらは、ネタあわせをする二人の姿。
真剣な面もちと衣装とのギャップが絶妙です。

写真(3)
こちらは今日販売したTシャツ。写真に写っている市村さんがデザインしました。前面の文字はラバープリントになっています。グッズ担当の鈴木さんとギリギリまで検討を繰り返した甲斐あって、売り上げは絶好調でした。

写真(4)
この日のライブはスカイパーフェクTV!でON AIRします。
Music Link 734ch.(無料音楽チャンネル)
03.23 クラブチッタ川崎の模様を2時間ライブスペシャル
"Feature the live"のコーナーでオンエア!
4.16(sat) 14:30-16:30
repeat
4.21(fri),28(fri) 25:00-27:00
4.23(sun),30(sun) 14:30-16:30
また、6月7日発売のSparksGOGOのビデオクリップ集のボーナストラックとしてこの日のライブの模様が収録される予定です。乞うご期待!!