「初恋のいた場所」
D E7 G D
日差しのようにあなたは やってきたのです
D E7 G D
微笑みながらわたしを 照らしていったのです
Am G Gm7 D
生まれて初めて海を 見た子供のように
D E7 G D
立ちつくしていたあの 初恋の来た道で
F#m Bm
あなたでなければ
E7 A
みんなと一緒に行き過ぎた
F#7 Bm
愛したときから
E7 A A7
みんなと別れてひとりきり
D G
あれが私のはじまりでした
A E A
今もぼんやり陽のあたる
D G A D
ほら あそこです 初恋のいた場所は
D G A D
今も忘れない 初恋のいた場所は
パワーが…圧倒的にパワーが足りないこの楽曲を、細々と…ささやくように細々と歌う坂本先生。ちなみに皆さん、弾き語りの際には最後の行の「今も」ははっきりと「いばぼ」と発音してください。いわずもがなですか。いや、老婆心。 しかしながらこのテーマ曲の頼りなさのお陰で、周囲の教師陣や3B生徒達が一層輝きを増しているという皮肉。この一人歩き感、たまりません。ここまでの段階に突入できたら、“北の国から”や“ふぞろいの林檎達”に並ぶ一生かけての大河ドラマになり得る可能性を、我らが“3年B組金八先生”は有しておる、こんこつはもはや何人たりとも否定できもはん。 六合の村や仲屋酒店(現在はコンビニ)同様、桜中学って、実在するよね。藤子・F・不二雄描くところのパラレルワールドにね。あるよね。絶対。 いやー、返す返すも今年の3B、大豊作ですわ。 林檎達に全く引けをとらない、役と自身の一体化と申しましょうか、ハマり役が集団となったときのド迫力。火野正平似の彼(未だに名前が判明せず。当分、火野で行かせてください…)は当然、一生あのイメージでしょ。柳沢慎吾さんが一生、西寺実なように。断言。 シリーズは現在第二話を終えたばかり。だのに何故…次回予告では早くもゲームコンビのメガネが、ヤク食って口から泡吹いてました。いくらなんでも飛ばしすぎですよ小山内先生! 今後表に出てくるか否かは不明ですが、私、3B’s(ダンスチーム)のリーダー格、最後部席中央に座る長身の男子が気になって気になって。何故か。顔が、立ち姿が、どことなくデビュー当時のピート・タウンゼントに似てるから。マイ神様、ピートの乗り移った少年よ。そのダンスのキレと躍動感を生かして、リッケンバッカーをハイワットでガツーンと鳴らしてはくれまいか。ハマるって!無理ですか。 火野しかりピートしかり、僕は彼らに‘60年代後半から’70年代の若者達が放っていたあの、飛びぬけたヤバさを感じています。ひしひしと。でもそれは明らかにかつてあったエネルギーとは異質の、まったく新しい何か…。そいつを探し当てる旅が、オレの金八第七シリーズ。今の僕はアムロの内側に眠る“ニュータイプ”を密かに感じ取って恐れの感情を抱いたブライト・ノアに他ならないのです。例え、通じてますか? 予言します。 彼らが20代を迎える2010年代、日本の芸能界は激震、各分野で数々の名作・名演が生まれるでしょう。今年の夏よりアツかった、あの‘70年代のように。 ああ、ピート君。俺には聞こえる。君を呼ぶリッケンバッカーのフィードバックが!
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