97年、必ず話題になるに違いないこの4人組、 阿部義晴とSPARKS GO GOのユニットだから、 ABEX GO GO。何て分かりやすい(笑)。 でも、元々音楽自体そういうものなのでは? 頭であれこれ考えず、心と身体のおもむくま まに。そんな原点とも言うべき気持ちを彼ら はこのバンドで再び実感し、そして私達に教 えてくれるような気がする。 |
97年話題のユニット、いよいよ始動
■年末年始は、イベントやスパゴーのライヴなんかでチラッとライヴをしましたけども、反応はどうでした? | |
八熊 | 俺らのライヴでABEX GOGOをやった時は、基本的にみんなまず「おっ?」と身構えるよね。どんなもんが出てくるのかなっていう。あえてアンコールでほとんど何も言わずに登場してるし。けど、みんなすごく期待してたね。それは感じましたよ。 |
■阿部くんはライヴやってどうでした?阿部 僕自身ライヴ自体久しぶりだったんで、最初は緊張しましたね。でもまぁ、いい予行演習になったかなと(笑)……失礼な言い方かもしれませんけど。 | |
哲也 | でも、やってて新鮮ですよ。お客さんの反応はさまざまだったけど、予想していた以上に、いろんなリアクションがあったから。 |
厚也 | 俺はあんまり変わらないよ。楽勝。早く、ABEX GO GOとしてオープニングからステージに立ってみたいし。 |
■でも、いよいよ始動ですよね。シングル・アルバム共、すごく遊び心に溢れてて、聴いてて気持ちよかったです。何か、初期衝動的な匂いが強くて。 | |
厚也 | 初期衝動イコール、ロックだから。でも、分かるでしょ?やりたいことが。 |
■うん、すごく。で、発起人の阿部くんとして目指すところは? | |
阿部 | 音楽やってくと、とかく音楽と関係ないところで邪魔が入ったりするんだけど、今のところこの4人でいると、純粋に音楽に取り組めるというか。これがちょっと若かったりすると、自我をいいものと思い込んで進んでいく……っていうのもいいけど、そういうのがいろいろ邪魔した部分が経験上あったから、そうじゃなくて、ABEX GO GOとしての音を良くするのにどうするかというみんなの目というか、いろんなものを持ち寄って、それを信頼しあってやっていけるのがすごくいいかな、と思います。 |
哲也 | 全員キャリア長いから(笑)。で、なかなか原点に帰る機会もなかったしね。 |
■出来た作品を聴いてみて、どう? | |
厚也 | ていうか、出来たばっかりだから新鮮ですよね。作ってる過程で驚くことばっかりだったし。あぁ俺ってこういう曲苦手なんだなとか「うわー、阿部ってオーケストラの譜面まで書いてくるヤツなんだ」とか(笑)、何かそういう自分達の知らないところを、聴きながらいろいろ思い返してるんだけど。 |
■では、最後に期間限定バンド・ABEX GO GOとしての抱負を。 | |
八熊 | いや、とにかく普段はできないことを楽しめればいいんですけどね。単純に歌うの半分で済むし(笑)。だから可能性としてはいろんなことが出来ますよね。言ってしまえば空中回転も出来るワケだし、ダンスだって出来るワケですよ。 |
阿部 | いいねぇ(笑)。 |
八熊 | 普段出来ないことも、きっとたくさん出来るから。 |
厚也 | ダンスしたかったのか……。 |
全員 | (爆笑) |
八熊 | うん、実はね(笑)。勿論逆に難しい部分もあるだろうけど、今は楽しくなりそうだなという期待感の方が大きい。 |
阿部 | やっと第一段階は終わったかなと。で、こっから先は、これがどうなっていくのかを自分が楽しみたい。流れに乗っていく感じかな。サーフィンで言うなら、今までは一生懸命沖の方に手で進んでいってたところで、あとはでっかい波がきて、それに乗って帰るのみ。これからどーなるんだろう、かわいいギャルが待ってるといいな、浜辺に、という。 |
八熊 | どーかなー(笑)。 |
厚也 | 波によるな。 |
■厳しい(笑)。テッチはどうですか。 | |
哲也 | まぁ、とりあえずCDが順調に皆さんのお耳に届けばいいなと。そうすればきっとライヴにも来てくれると思うし。 |
厚也 | 正直、楽しみたいよね。で、予定としてはツアーも一回しかないし、アルバムも一枚だけだから、これを思いつきり楽しんで、後味の良いものにしたいなと。そうでないとやってる意味もないと思うからね。 |
阿部義晴&SPARKS GO GOの軌跡 | |
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1988.07.11 | 阿部、UNICORNに加入。 |
1989.03. | 八熊慎一、橘厚也、橘哲也が在籍していたBe Modernが6枚のアルバム、6枚のシングルを生みだし INKSTICK 芝浦ライブに於いて解散。 |
1989.06. | UNICORN 3rdアルバム「服部」リリース。 |
1989.10. | UNICORNの奥田民生とModerns(八熊慎一、橘厚也、橘哲也)によるセッションバンド、「THE BAND HAS NO NAME」「NONAME」のレコーディングをL.A. にて敢行。 |
1990.01.21 | Moderns アルバム「THE BAND HAS NO NAME」リリース。その後八熊慎一、橘厚屋也、橘哲也の3人で「SPARK-S GO GO」とバンド名を改め活動開始。文中以下(SGG) |
1990.07.21 | SGG 1stアルバム「SPARKS GO GO」リリース。 |
1990.10.01 | UNICORN 4thアルバム「ケダモノの嵐」リリース。 |
1991.05.22 | SGG 2ndアルバム「ROCKWORK ORANGE」リリース。 |
1991.09.30 | UNICORN 7thアルバム「ヒゲとボイン」リリース。 |
1992.02.01 | SGG ミニアルバム「A GREAT HIT」リリース。 |
1992.06.21 | SGG 3rdアルバム「Jingle-Jangle」をリリース。 |
1993.04.10 | SGG 4thアルバム「CIRCUS」をリリース。 |
1993.05.21 | UNICORN 8thアルバム「SPRINGMAN」リリース。 |
1993.08.08 | 福岡イベントで阿部、橘厚也、哲也、他でユニットバンド結成。チューブ を熱唱。 |
1993.09.21 | UNICORN 解散 |
1993.10.01 | SGG カバーアルバム「EASY」をリリース。 |
1994.05.21 | 阿部 1stソロシングル「欲望」リリース。 SGG シングル「ざまーない」リリース。 |
1994.06.22 | SGG 6thアルバム「六根」リリース。 |
1994.11.02 | 阿部 1stアルバム「A」リリース。SGGから絶賛を集める。 |
1995.05.10 | 阿部、SGGのLIQUID ROOM でのライブを見学しあまりの音圧にしびれる。 |
1995.06.29 | 阿部「Wildfire」のレコーディングで橘厚也に「愛の温泉」を弾いてもらう。 |
1995.11.02 | SGG 7TH アルバム「DESERT」リリース。 |
1995.11.22 | 阿部義晴 4thシングル「ゲームセット」リリース。 SGG シングル「世界の果てまで」リリース。 |
1995.12.13 | 阿部義晴 2ndアルバム「Wildfire」リリース。SGGからまたも絶賛を集める。 SGG 8TH アルバム「STONE」リリース。 |
1995.12.23 | 阿部のON AIR EAST でのライブにSGGがゲスト出演。「愛の温泉」他を演奏する。 |
1995 | この冬に八熊と阿部が一緒にスキーに行き親睦を深めた。 |
1996.3.25 | 阿部ソニーレコードと3rdアルバムの打ち合わせ始める。 |
1996.4.28-29 | 代々木体育館でのイベントにSGGが出演。阿部もゲスト参加し、SGGと一緒にやりたいと思う。 |
1996.5.31 | 阿部ソニーレコードと2回目の3rdアルバムの打ち合わせをし、阿部からSGGとのジョイントの企画が持ち出されその夜、直接阿部が、八熊にTELをしその旨を告げる。 |
1996.06.25 | 阿部&SGG都内某リハーサルスタジオにて初セッション。 |
1996.09.25 | ABEX GO GO レコーディング開始。 |
1996.12.16 | 大阪メルパルクホールで行われたSGGライブのアンコールでABEX GO GO初ライブ。 |
1996.12.23 | アルバムのトラックダウン終了。 |
1997.2.21 | シングル「おせわになりました」リリース! |
1997.3.21 | アルバム「ABEX GO GO」リリース! |
1997.4 | LIVE TOUR開始!! |
アルバム発売記念ライブ TICKETS FEE: \4000 (Incl.Tax) | ||||
開催日 | 会場 | open/show | info | ON SALE |
3/21(金) | 渋谷公会堂 | 18:00/18:30 | ディスクガレージ(03-5436-9600) | NOW |
TOUR APRIL TICKETS FEE: \4500 (Incl.Tax) | ||||
4/1(火) | 神戸チキンジョージ | 18:00/19:00 | 夢番地大阪(06-341-3525) | NOW |
4/2(水) | 名古屋ダイヤモンドホール | 18:00/19:00 | ジェイルハウス(052-936-6041) | NOW |
4/4(金) | 赤坂BLITZ | 18:00/19:00 | ディスクガレージ(03-5436-9600) | SOLD OUT |
4/7(月) | 札幌ファクトリー | 18:30/19:00 | WESS(011-614-9999) | NOW |
4/9(水) | 仙台市青年文化センター | 18:00/18:30 | キョード東北(022-296-8888) | NOW |
4/19(土) | クラブチッタ川崎 | 18:00/19:00 | ディスクガレージ(03-5436-9600) | SOLD OUT |
4/25(金) | メルパルク大阪 | 18:00/18:30 | 夢番地大阪(06-341-3525) | NOW |
4/26(土) | 広島アステールプラザ(中) | 18:00/18:30 | 夢番地広島(082-249-3571) | NOW |
4/28(月) | 博多ロゴス | 18:00/19:00 | くすミュージック(092-791-0999) | NOW |