image After Love-First Boyfriend- feat.KANAME(CHEMISTRY)/Girlfriend feat.BoA image

今年7月にデビュー10周年を迎えたCrystal Kayが、8月12日にダブルAサイド・シングル「After Love-First Boyfriend- feat.KANAME(CHEMISTRY)/Girlfriend feat.BoA」をリリースする。このタイトルからもわかるように、「After Love~」はKANAME(CHEMISTRY)、「Girlfriend」にはBoAをフィーチャリングに迎えた、スペシャルな共演が実現した作品になった。というわけで、今回のインタビューは、KANAME(CHEMISTRY)をゲストに迎えてお届けします。
 


―‘05年にリリースしたCrystal Kay×CHEMISTRY名義のシングル「Two As One」の時に、川畑さんとCrystal Kayは初共演をしていますが、今回「After Love~」に川畑さんを迎えたいきさつを教えて下さい。
クリスタル・ケイ(以下、CK)「デビュー10周年という大きな節目にスペシャルな事をしたいなって思っていて。で、私の「Boyfriend PartU」の最終章を作るのもおもしろいんじゃない?っていうアイディアが出てきた時に、いつもは私一人で歌っているけど、最終章を作るんだったら男性ヴォーカルとのデュエットがいいかも!と思って。以前一緒に歌ったKANAMEさんとだったら声の感じもわかってるから、ぜひお願いできませんか?ってリクエストしたんです。そしたら、快くOKしてくれて、やったー!って(笑)」

●今回久しぶりに共演されてみていかがでしたか?
CK「「Two~」の時は、私もシンガーだし、CHEMISTRYもシンガーが2人のグループだから、最初はシンガー3人の組み合わせでいったいどんな作品になるんだろうと思っていたんです。でも、実際に歌ってみるとそれぞれの色が出せたし、他にはなかなかない新しい色も生まれたし、何と言っても一緒にひとつの作品を作れたのが楽しくて。なので、今回、KANAMEさんとまた一緒に作品が作れるのが楽しみでしょうがなかったんですよ」

KANAME(以下、K)「これまで僕はCHEMISTRYとして、いろんなアーティストの方とコラボしてきたけど、“川畑要”という一人のシンガーとして参加した事って実はそんなに多くないんです。なので、今回、声をかけてくれた事がとても嬉しかったし、またCrystal Kayというシンガーとコラボできる事がとても楽しみでしたね。「Two~」から4年くらい月日が経ってるけど、それぞれが自分のフィールドで吸収した事が、きっとこの新しい曲に新鮮な風として吹き込めるんじゃないかなって。ホント、僕としては、今回のお話を断る理由がひとつもなかった(笑)」


―「After~」はどのように完成していったんですか?
CK「「Boyfriend PartU」最終章なので、歌詞をある程度リンクさせた方がいいのかなと思いながらも、それでもやっぱりあの歌の女の子のその後や成長した姿を描きたいと思ったし、23歳になった私があまりにもearly teenな歌詞を歌うのは、逆に違和感があると思ったので、何度も歌詞を書き直してもらって何度もチェックしました。この曲は切ない感じもあるんですけど、テンポ感があるし、ほわ〜んとした優しい感じがあるので、暗めではなく明るい曲にしたかったんです。全部女の子の本音だし、♪仕事にレッスン〜♪なんてフレーズは日常の中によくあるような出来事だから、とにかく聴いてくれる人達の毎日に近い感じの歌にしたくて。リアルな感じを出したかったし、聴いたあとに笑顔になれる曲にしたかったんですよ」

K「初めて好きになったボーイフレンドの事って、きっと何年経っても忘れられないと思うし、その思い出や気持ちをずっと大切にしている主人公の彼女の想いがリアルだった。メロディーと曲全体の世界観が最高に良くて、僕は初めて聴いた時からかなりテンションが上がりましたね。ただ、スタジオに行ったらあれこれ考えずに、まずクリちゃんが作った世界や歌に込めた気持ちを受け止めながら僕は歌おうと思っていたから、まずはCrystal Kayが主導権を握るべきだな、と。で、僕はそこにどう重なっていけばいいのかを現場で歌いながら決めていけばいいんだなって思ってました」

CK「でも、シンガー同士なので細かい事を説明しなくても、そのニュアンス、わかる!って感じだった。微妙なところまでお互いがわかるから、とてもやりやすかったし、変な緊張もなく、ナチュラルでいられたなぁ」

K「僕が歌った時のディレクションはクリちゃんがしてくれたしね」


CK「もう1回、お願いします!なんて何度も言っちゃって(苦笑)。ホント、すみませーん(笑)」

K「ううん。そういうのって初めての経験だったから新鮮だったし、とにかく楽しくて楽しくて。僕もとことんやりたかったから、その言葉が嬉しかった。一緒に作ってる感をすごく感じられた現場だった」

CK「ありがとうございます! ホント、KANAMEさんの歌が入ったことで、この曲が締まった!と思いました」

―さて、2曲目「Girlfriend」は、公私共に仲のいいBoAが参加してくれました。
CK「BoAの「UNIVERSE」という曲でVARBAL(m−flo)と私がフィーチャリングした事があったので、次はBoAをフィーチャリングした曲をやりたいなと思って。でもね、普段から彼女とは仲がいいので、なんでBoAが同じスタジオにいるんだろうって不思議な気分だった(笑)。テレビの歌番組でBoAが歌っている姿は見た事があっても、スタジオで歌う姿を見るのは初めてだったし。彼女が歌っている姿を見ながら、私ももっと頑張らなきゃって思ったんですよ」

―普段のふたりの会話がそのまま歌詞になってるんじゃない?って思える歌詞ですね。
「まさに、そう! だいたいこんな感じでしゃべってますね(笑)。歌詞の世界と変わらない。最初ね、オープニングの
ところなんて♪Let's Go! カラオケ行こう〜♪なんて言ってたんですよ(笑)。すごく楽しい曲だし、女の子同士の友情の歌だし、ガールズ・トーク満載なので、きっとみんなも楽しい気持ちに自然なれる曲だと思います」

―3曲目は配信限定で発表していた「出会えた奇跡」が収録されました。
CK「今回のシングルの中ではいちばん大人っぽいかも。イントロのちょっぴりダークなところが、私はすごく気に入ってるんですよ。♪愛する人のためなら〜♪とか♪少しだけ 大人になったの〜♪なんていうフレーズは、今の年齢になったからこそ歌えるんだなって思いました。10代の時だったら、背伸びしなきゃ歌えなかったと思う」

―さて、KANAMEさん。いつか、「After Love-First Boyfriend-」の続編で「After Love -First Girlfriend-」を歌うなんて事があるかも!?
K「それ、おもしろいですね。その時は、もちろんfeat. Crystal Kayで!!」
CK「もしKANAMEさんが他のシンガーに頼んだら、めちゃくちゃ寂しいかも(笑)」