| Daisuke Shimada [島田大介]Akeboshiとは、「Hey There」のPV監督で携わったときからの付き合い。今年2月22日に六本木スーパーデラックスにて行われたイベントでは、島田大介氏と松岡亮氏とAkeboshiによって結成されたプロジェクト“SOUMA”が初披露され、映像とライブペインティングと音楽とが融合した表現方法に集まった人たちから高い評価を得た。PVの代表作品としては、Mr.Children「掌」、BACK DROP BOMB、木村カエラ、SHAKALABBITSなど。なお、本作「Yellow Moon」のPVも手掛けている。 |
| Faerie Punks2004年3月にリリースした4曲入り3rdミニ・アルバム。サウンド的には『STONED TOWN』と『White reply』の振り幅の中間に位置しているとも言え、歌とアコースティック・ギターが大胆にフューチャーされている。Akeboshi自身、ピアノや打ち込みのみならずアコースティック・ギターにも興味を示した時期でもあり、その影響が色濃く表れた作品となった。1曲目にはボブ・ディランやトム・ウェイツを彷彿させるフォーキーな名曲「Hey There」を収録。 |
| Jim Edigerもともと松岡亮氏が紹介してくれた神宮前のアイリッシュカフェ“ジェイクック”のオーナー夫妻から紹介してもらったのがJim Ediger氏。バイオリン、アコーディオン、ギター、ピアノ他を弾き、ケルト音楽に精通するマルチプレイヤーで、Akeboshiの絶大な信頼を受けている。レコーディングでは、「Faerie Punks」「A Nine Days' Wonder」に参加し、Akeboshiがプロデュースで携わったつじあやのアルバム『CALENDAR CALENDAR』収録の「お天気娘」にもアコーディオンで参加した他、ライブでも参加している。 |
| LIPAポール・マッカートニーが提唱したポピュラー音楽を中心とする総合芸術大学、LIPA(The Liverpool Institute For Performing Arts)。Akeboshiは、1999年高校卒業後、LIPAに入学する。最初の1年間は、ポップ・ミュージックとエンジニアのコースを学び、その後3年間は、サウンドプロデューサー・コースに籍を置く。ジャズ理論やロジック/プロトゥールスを使ったレコーディング技術などを主に学び、2003年夏に卒業。Akeboshi自身は、LIPAの授業のみならず、数多くの人たちとの出会いから多大な影響を受けたという。 |
| Martin Johnson2年ほど前、品川のアイリッシュ・パブでJim Ediger氏と共演しているところをAkeboshiが声を掛けたのが最初の出会いとなる。19歳で来日を果たしたフロリダ出身のスコットランド系アメリカ人のバイオリン奏者。Akeboshiのライブではギターやコーラスでも活躍し、今では必要不可欠な存在となっている。また2004年秋にAkeboshiがBRAHMANとライブ共演したことがきっかけで、翌年、OVERGROUND ACOUSTIC UNDERGROUNDを結成している。 |
| Masahiro Kobayashi [小林政広]Akeboshiとは、インディの頃に製作したショートフィルム『STONED TOWN』の監督として関わってからの付き合い。小林政広氏自身、シナリオライターとしてこれまでにテレビドラマを約500本手掛け、1996年には初監督作品『CLOSING TIME』を製作。1998年『海賊版=BOOTLEG FILM』、2000年『殺し』、2001年『歩く、人』と、日本映画では初の3年連続カンヌ国際映画祭出品という快挙を果たし、監督第7作目『バッシング』は昨年のカンヌ映画祭コンペティション部門に公式出品し、高い評価を得ている。また70年代初めには、林ヒロシの名前でフォーク歌手として活動も。そして、来年公開予定となる小林監督の最新作『幸福 le bonhour』では、Akeboshiがサウンドトラックを手掛けている。 |
| Matthew HerbertHERBERT、RADIO BOY、DOCTOR ROCKIT、THE MATTHEW HERBERT BIG BAND他数多くの名義でリリースし続ける奇才。Akeboshiは、リバプールのクラブで流れていた彼のポップでオリジナルなサウンドに惚れ込み、卒論で彼を取り上げたというほど影響を受けていた。テレビを壊す音やGAPのTシャツを破る音、マクドナルのハンバーガーを投げ付ける音などを彼がライブでサンプリングし、ドラムのキックやスネアの音に差し替えて鳴らし、会場のお客さんを踊らせるということにAkeboshiは感動し刺激を受けたという。「The Audience」をカバーするほど今もなおリスペクトしている。 |
| Naoki Kita[喜多直毅]LIPAの先輩にあたるタンゴ・バイオリン奏者。Akeboshiのレコーディングではインディ3作品に参加、また2003〜2004年に行われたライブに数多く参加している。インディ時代のAkeboshiにとっては力強い存在だったという。なお、国立音楽大学卒業後にLIPAに留学し、その後アルゼンチンに渡る。帰国後に自身のバンドを始動させた他、数多くの作品やライブに参加している。 |
| Ryo Matsuoka[松岡亮]Akeboshiにとって最も身近で刺激し合える仲と言っても過言ではないアーティスト。そもそも8年程前にNYのユースホステルで偶然に出会ったことに始まり交流を深め、その後『White reply』のジャケットを手掛けることに。このジャケットは、銀座のビルの屋上で3メートル四方に描いた大きな絵を収めたという。またカフェライブでは、ライブペインティングで共演するなど繋がりは深い。ライブペインティング以外ではDOARAT、Yohji Yamamoto (homme)他のファッション・ブランドとのコラボレーションも数多い。 |
| SofakingAkeboshiがリバプール在住時に活動していたバンド。ボーカル&パーカッションのイギリス人と、ジャズマンのアメリカ・シカゴ出身のベース&ギタリスト、ノルウェー人のシンプルでタイトなドラマー、キーボード&シーケンサーのAkeboshiからなる多国籍な4人組。2002年冬には来日し、西麻布イエロー他でライブを行う。音源は『Soul Source presents routine complication』『Soul Source EARTH, WIND & FIRE REMIXES』に参加。当時はクラブサウンドを人力で表現するという、N.E.R.Dのようなサウンドを目指していたという。今後、活動再開の可能性あり。 |
| Steve Pilgrimリバプール出身のソングライターで、THE STANDSの元ドラマー。そして「神様の舌打ち」の共作者。出会いは彼がAkeboshiの同居人と仲がよく、家に遊びにきていたことがきっかけ。THE STANDSではドラム&コーラスとして2004年に1stアルバム『ALL YEARS LEAVING』をリリース。JET、THE LIBERTINES、OASISなど数多くのバンドのツアー・サポートを務める。2004年秋に来日公演を行ったものの、その数カ月後に脱退。2005年には単独で来日し1カ月余りAkeboshiと二人で9曲ほどレコーディングする。そのサウンドはアシッド・フォーク系といえ、Steve Pilgrimがメイン・ボーカルという。今後海外でのリリースを予定しているとのこと。 |
| STONED TOWN2002年8月にリリースされた記念すべき1stミニ・アルバム。Akeboshiは、当時リバプールで多様なジャンルに関わっていたこともあり、当初は自分で歌おうとは思っておらず、サウンドプロデューサー/トラックメーカーとして生きていこうと思っていたという。しかしながら自身のスタイルを見出しこの作品でシンガーソングライターとしてデビューすることに。テレビ東京系アニメ『NARUTO -ナルト-』のエンディング・テーマ曲に「Wind」が起用され、楽曲の良さが口コミで広まり爆発的なヒットとなった。 |
| White reply2003年6月にリリースした4曲入り2ndミニ・アルバムで、「メッセージ」と「実験」をテーマに作られた意欲作。『STONED TOWN』を青盤とするなら、この『White reply』は赤盤。前作に比べエレクトロ色が強く、マニアックなサウンド・プロダクションとなった。本作リリース後に無事LIPAを卒業し、一時帰国し精力的にライブを行うことに。なお、2003年5月にはタワーレコード渋谷店にて1,000枚限定となる紙ジャケ盤が先行販売されている。「Not real」はこの限定盤でしか聴くことができない。 |
| 5 mount streetリバプールで一軒家を借りて仲間数人と約2年半在住した思い出の家。さまざまなミュージシャンが集まり、刺激的な住空間だったという。マイルス・デイビスの特大ポスターが貼ってあるキッチンで毎週末ジャズ・ミュージシャンがセッションし、彼らの演奏をAkeboshiがエンジニアとしてロジックで録音していたことも。定期的にパーティも開催され、多いときには100人以上の人が集りUKガラージ/ブレイクビーツで盛り上がったという。多人種が生活する面白い環境だったとAkeboshiは振り返っている。 |