1. Yellow Moon (edit.)

track-5のラジオエディット・バージョン。メロディアスな大サビが早いタイミングで登場する。歌詞は井上陽水氏と一緒にリハスタに二人きりでこもり書き上げたフレーズにAkeboshiと尾上文氏が手を加えた。テレビ東京系アニメ『NARUTO-ナルト-』エンディング・テーマ。

2. Peruna

リズムが立った心地よいミドルテンポ・ナンバー。キックとスネアのトーンは80's HIP-HOPを意識したもの。初めて聴いたとき、ボーカルと歌い方の感じが「はっぴいえんど」風に聴こえたのを覚えている。練られたアレンジによって、聴くたびに新たな発見があるAkeboshiならではのメロディアス・フォーク。

2. One step behind the door

これもAkeboshiお得意のアイリッシュ・アレンジの1曲。ライブではすでにおなじみのナンバーになっている。英詞の内容は、Akeboshiが実際にアイルランド旅行中に出会ったという17歳のイスラエルの少年について。なお、ギターで山口洋氏(HEATWAVE)が参加している。

3. 花火

メランコリックなピアノワルツ。フィドルの美しい音色が彩りを添える。Akeboshiには珍しいストレートな日本語詞によるリリック。これは本人の実体験なのか? 歌われている「君」は男の子なのか女の子なのか……? 聴き手のさまざまな想像力を喚起させる楽曲。

4. Yellow Moon

間違いなく今後Akeboshiの代表曲になるナンバー。原型は1年以上前からあったが、その元ネタからBPMを倍近く上げて、新たなメロディを作り、アレンジもし直した。「もっとドラマチックになる予感がする」というスタッフの要望に応えて、更にギリギリで大サビを追加し、現在の姿になった。

※シークレット・トラック

『Yellow Moon』にはAkeboshi本人の意向でシークレット・トラックが収録されています。新たなAkeboshiの可能性を感じるカゲキなナンバー……?

TEXT:井上真哉(EPIC RECORDS JAPAN)

「明星」と言う男は、ボクが唄っていたころのように、シャイな男なのだが、勿論、ボクの数百倍は、唄は、上手いし、音楽的教養も、センスもある男だ。シットしてやまない魅力がある。
きっと、コイツは、近い将来、大物になることだろう。クラプトンのように、世界に羽ばたくかも知れないのだ。
皆さんは、新曲「Yellow Moon」に、確かな手ごたえを、感じることだろう。

『目を見て、
 背を向けながら、
 目を見て、
 いつ会える?』

泣けてくるではないか?

小林政広(映画監督)


表現すること 熱心に渇望し続けること
創造し破壊すること そして新しく踏み出すこと
とても優しくとても悲しい明星君の今後も期待せずにはいられません

BRAHMAN/TOSHI-LOW


Akeboshi君は、大胆な人だなと思う。チョイスする音、メロディ、言葉は、いつも刺激的だ。そして、着実に自分の音楽の世界を形にして、進化していると思う。その魅力的な日本語が、これからももっともっと強く心に響く、そんな唄を作っていって欲しいな。なんて生意気なことを言って…。またいつかあなたのメロディを唄わせてください。

松たか子


In a corner of southwest Ireland, the ocean's converging currents produce a surprising climate, co-inhabited by unusual species of birds, plants and animals from both the warm Mediterranean and the cold Atlantic.
I am reminded of this unique climate when I hear Akeboshi's music in which multiple environments come together in creative tension: electronica and acoustic sounds from Irish traditional or the most contemporary digital sources, English and Japanese lyrics, rural or urban images.

Jim Ediger


明星さんの曲を初めて聴いた時、その深さ、広さに感動した。見たことのない外国の風景や、旅行した時初めて見る街の景色を美しいと感じながらも何故かさみしくなってしまうような気持ち。明星さんにしか描けない音楽の世界に惹かれ、去年一緒にレコーディングさせてもらいました。その人柄はまさに彼の音楽そのもの。新作、とても素敵です。また一緒に何かやりましょう!

つじあやの


「こんな歌が聴きたかった!」そんな想いを抱いた人は僕だけないはず。聴きたい音が鳴っている至福を感じながら、気持ちは高まっていく。

山崎二郎(『バァフアウト!』編集長))


一見クールでぶっきらぼうだけど、実はヤンチャで情熱的。人柄にしてもサウンドにしてもそう。Akeboshiのそんな魅力が、井上陽水とのコラボレーションによって生まれた「Yellow Moon」にはあふれている。内に秘めた情熱を嗅ぎ取る耳をあなたも。

藤本国彦(CDジャーナル)

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