日記
馬泥棒 2005.05.30[21:24]
25日、奈良ネバーランド。
酒粕の匂いが嫌いな俺は前からずっと、奈良漬け=マズイ食い物というレッテルを貼っていたのだが、この日の朝食で食った奈良漬けは本当に美味かった。なんと言うか、変な酒臭さが皆無。お陰かどうかはしらないが、酒臭くない良いライブが出来たように思う。
京都に移動。

26日、京都磔磔。
磔磔は30年以上の歴史ある木造のライブハウス。立派な梁が天井にあって目を奪われる、非常に雰囲気の良い会場だった。こういう会場は良くも悪くもバンドがそのまま出る。だからやっているほうも音楽が生モノだということを強く実感するし、観客との距離も近さもあって特別な空気が生まれたりもする。音楽は空気の振動。そこにどんな空気があるのかというのが、やっぱり大切だと俺は思う。
こういう雰囲気のあるライブハウスが全国にあると良いなと思う。
木造の家に住みたい。

27日、大阪キャンペーン。

28日、難波ハッチ。
広い会場は緊張感が高い。そして我々はシャイボーイズに変身し、普段のライブと質が変わってしまうことが多かった。しかし、この日は非常にメンタル的に良いライブだったと思う。なんと言うか、こういった規模でもバンドの温度が非常に高かった。もうシャイボーイズとは呼ばせない。そんな熱い夜になったのは、難波シャイボーイズとなんでやねんガールズのお陰です。良い夜でした。

29日、神戸チキンジョージ。
チキンジョージにはチキンもジョージもいなかったが、非常に熱い夜になった。終演後は12泊13日の長旅の疲れがドっと出て、打ち上げどころの話ではなかったが、神戸ビーフの誘いを断れず、ビーフを焼き焼きして食べる店で、ビーフの主に肋骨近辺の部位を中心に食べた。神戸ビーフは最高です。


しかし、13日間も連続でメンバーと一緒にいると、いい加減に話す事がなくなってくる。というか、同じ事ばっかり話していることがわかる。大概は音楽、しかも演奏についてくどくどと言い合っていることが多いのだが、内容が毎回一緒というか、13日間も同じ話をしていると飽きる。トークの内容というか、メンバー自体に飽きる感じ。でも、たまにヒットする話題があって、ダーヤマを「ジ・アーティスト」と呼び、大物ミューシャンのように扱って楽しんだり、ウ●コの拭き方について爆笑しながら話し合ったりと、そういう瞬間もあるので我々は何年もバンドが続いているのだと思う。笑いのツボが同じということは、音楽性が同じということより、バンドを続ける上では大切な気がする。ツアーに出るとそう思います。

イボイボとイボはちがう。 2005.05.25[01:11]
21日。岡山アクトロン。
「やまと」という店でラーメンを食ってから会場入り。ケンスイがえらくこの店のラーメンを気に入っていた。こういった食に対する感動をケンスイがおぼえた場合、必ず何度も「うまかった」ということを話し、同意を求めてくる。つまりUZAちゃんに変身するのだ。ライブにてそんなUZAちゃんケンスイは、本日7回目くらいの「あそこのラーメン旨かったね」という話をMCでお客さん相手にしていた。UZAちゃんではヌルい。UZAさんと呼ぼう。そしてライブ。トゥ・シャイな岡山BOYS&GIRLSも最終的に熱狂した夜になったと思う。
終演後、広島に夜走り。

22日。広島クアトロ。
お好み村近くの広場では、なにやらTV番組のイベントが行われているらしく、えらく盛り上がっていた。路上ミュージシャンの番組らしい。そう言えばその昔、「路上でライブやらない?」みたいな話をされたことがある。駅前とかの広場とかでバンドがやってるあれをやってみないかと。まあ、恥ずかしすぎて無理だったので、即答で断ったのだけど。ある種、ライブハウスでやるより度胸がいるよね、路上は。俺は酔っぱらいでもしない限りは一生出来ないだろうなぁと思う。まあ、個人的な好みで言うと路上でバンドが演奏してるのを見ると、「うるせぇな」と思うことが多いな。シブい民族楽器とか、北海道で見た打楽器が異様にうまい外国の人とかは見入ってしまったりする。アンプとか電源使うならライブハウスが良いよね、やっぱり。アコギの人たちはクオリティーがいろいろなんだけど、ダイレクトな分、電源使ってる人たちよりあったかく感じます、路上では。
広島ライブはお客さんがアツい。演奏も良かった。

23日。広島にてスペシャ収録。その後、電車で奈良に移動。
特にハプニングのない平和な一日だった。

24日。奈良にて現地オフ。
奈良で丸々1日休みだったので、観光大作戦を決行した。神社仏閣を観光する場合、閉館時間に注意しなくてはならない。大抵の場合は17時くらいなことが多い。つまり、神社仏閣は午前中から攻めろということ。爆睡しているであろうメンバーはさておき、俺は10時に出発して奈良市内をいろいろ見てまわった。ひとり旅を満喫していると、東大寺付近でチャリンコを引きずり、「奈良観光を満喫してマース!」というヘンに声が高い男を発見。「キヨシ、お前もか。」
しかし、修学旅行の学生が多い場所では緊張する。正直言って、「コイツらに発見されたら相当ウゼェな」と思いながら観光している。ひとりふたりなら良い。街の中などでもたまに声をかけられることはあり得ることだ。だけど、修学旅行中の学生だけは恐ろしい。なにしろテンショーンが高すぎる。「いたぞー!!捕まえろー!!」という騒ぎになること間違いなし。そういうテンショーンで学生は騒ぎ、仏像なんかそっちのけだ。ハンドマイクで解説する教頭先生の歴史ウンチクなんかもクソくらえという雰囲気だ。だって、テンショーンが高くなかったら鹿のツノのカチューシャなんて出来ないよ。木刀なんて買えないよ。鹿せんべいを1枚食べてみたり出来ないよ。
そういうテンショーン、実は少し羨ましい。楽しそう。鹿のウンコ見ただけで爆笑できるテンショーンが欲しい。意味もなくダッシュして担任に怒られるほどのテンショーンが欲しい。なのに俺は、売店で売ってるバッタものTシャツ「KAZIDESU(アディダスのロゴが燃えている)」とか「夢」ってどデカく書いてあるTシャツとかそういう不条理な売店を見てニヤついたり、「この柱の穴の大きさは大仏の鼻の穴と同じ大きさです。」という趣旨がわからないガイドの解説を聞いてニヤついたり、交差点で凄くクサい臭いがしてきたのに後ろの外国人が「ナイス・スメル」とか言っているのを聞いてニヤついたり、とにかくニヤニヤニヤニヤしていて気持ち悪かっただろうなと反省しきりです。
でも、奈良観光は楽しかった。

そう言えば、スタッフが話しているのを聞いたり、ネットでサイトを見たりしたのだけど、下北沢の街が大幅に変わってしまう都市計画が進行しているということで、非常に複雑な気分でいます。地域住民のたっての願いということならば(このあたりの知識が十分ではないので)仕方ありませんが、アマチュア時代からライブや買い物で親しんでいる下北の街が変わってしまうということは寂しく思います。
日本の産業というのは、「とりあえず税金使ってハコモノなり道なりを作る」という方法である程度回転してきたことは間違いないのですが、こういった方法が最早限界に来ていることは、結構簡単に想像できることです。僕らが一生懸命働いて納めている税金の使い道として、こういう従来の方法は(すべてとは言いませんが)有効だとは思えません。例えば、俺の出身の静岡県に空港が出来る予定ですが、名古屋と東京のド真ん中に空港の必要性があるとは到底思えないし、日本有数のお茶どころの美しい風景がなくなってしまうのは寂しく思います。
なんかまあ、エラそうなことを書きましたが、そろそろいろいろなところで、考え直さなければいけないことが多い、そういう時代なのではないかと俺は思います。僕らの世代は、そういうことを考えていかなければなりません。
(下北沢の件も、静岡の件も、いろいろな立場の方がいるかと思います。今回の日記で不快な気分をさせてしまったら、すいません。)

苦い。とにかく苦い。 2005.05.21[01:40]
18日、ANAの飛行機にてバビューンと広島に移動した。建物が完成してから、初めて羽田空港の第2旅客ターミナルに行った。ターミナルの中はとても奇麗でいろいろな店が入っており、飛行機に乗るというわけではない人なども訪れて、かなり賑わっていた。そんな中、展望デッキにに向かう廊下のベンチに腰掛けると、目の前に幸せそうな笑みを浮かべるカップルの、カップルというかアベックの写真が無造作に1枚立てかけてあって驚いた。「なんの理由があってこんなところに写真が?」と目を疑うばかりであった。どこぞの誰かが思い出とサヨナラした残骸か、あるいはただの忘れ物か。どっちにしろマヌケな雰囲気で面白かったのだけど。
広島に到着後はラジオに出演。そしてマザーミュージック。
そう言えば、ラジオの入り時間まで、かなり時間が余っていたのだけど、時間つぶしにイベンター(ツアーを仕切る地元の凄い人)さんが案内してくれたのは、とにかいバカみたいにでかいジャスコだった。「ジャスコで?2時間?」という疑問も心に浮かんだが、なんとかゲーセンや飲食コーナーで時間を潰した。コインゲームで3000円も負けた。ありえない。

19日。米子ベリエ。昼食はソバ。
ベリエは横幅が狭い。ステージが縦に狭いところは良くあるが、横に狭いところは珍しい。鳥を取ってやろうか!という勢いでライブはとても盛り上がった。が、新しいレスポールは使うことが出来なかった。もうちょっと調整したり、ケイーンの音色との差別化を計らないとライブでな使えそうもない。でも良いギターだから、レコーディングとかではガッツリ使う予定だ。
打ち上げでは牛の肉。肉は8枚しか食わなかった。この日から夜10時以降の白米禁止条例を自分の中で施行した。鋼のような引き締まったボディを手に入れたいし、何より健康のことを考えて自分で決めたのだが、焼き肉屋で「食う」という行為を我慢するのは正直つらい。なのでサンチュを親の敵かというほど食った。牛が草を食うように食った。

20日。取材。そして岡山に移動。
岡山到着後はひとりで観光スポットを攻めた。やっぱり、いろいろな土地にいったのならば、時間さえあれば観光したい。そうすることで「あぁ、俺は岡山にいるんだな」と実感する。ホテルの部屋ばかりにいたら、「ココハダレ?ワタシハドコ?ニホンゴ、ワカリマセーン」となってしまう。そういう気がする。なので俺は名所を攻める。ギリギリまで攻める。「閉館です」という雰囲気でも「いいですか?」と一応聞いてみる。「20分だけなら」ということで交渉が成立したが、俺の見物のあとをオバチャンらが戸締まりしながらついてくるという微妙な状態で岡山城を攻めた。しかし、路面電車の運賃が安い。100円。
そう言えば、たまたま入ったグルーヴィンというCDショップ。インディー時代の音源を取り扱ってくれていた貴重な店だったことが発覚。何も意識せず、ワゴンセールの中で発見したサマーキャンプを買おうと入店したのだけど、偶然というのは凄いなと思った。ありがたいことです。XTCの音源とレディオヘッドのDVDも購入。

大相撲。朝青龍が強すぎる。圧倒的。
俺の予想だと、そのうち白鵬は大関になると思われます。肌のツヤが良いです。良い力士は肌が奇麗というのがオレオレ持論です。それはひとえに健康状態や調子が肌に出るからです。
しかし、外国人の力士が多いし、強い。日本人の強い横綱が観たい。大相撲、いつか生で観てみたいな。

眠い。
カン・テヨンじゃなくてテンサヨンが低下中。

ノゲイラ似 2005.05.17[22:43]
14日。函館に5時間かけて移動。
さすがに5時間も車に乗っているとケツが痛くなる。そして、景色が見たいと思っても必ず寝てしまう。振動する乗り物はどんなに睡眠たっぷりの状態でも眠くなるのが不思議でならない。途中、有珠山の近くのサービスエリアに寄ったが、外は風が強くてもの凄く寒かった。その風でヤマー自慢のツンツン前髪は「本当にヤマダさんですか?」という形に変形していた。謎のオッサンに変身していて笑えた。そういう俺も風に吹かれて横分け銀蝿のような有様だったような気がする。
函館では回転するシースーを食べ(これが美味しいかった)、ロープウェイに乗って皆で夜景を見た。屋上はあまりに寒かったので、中のカフェでお茶を飲みながらキャッキャキャッキャと写真撮影をしていたところ、空気の読めないヤマーがカップル奥の窓際に取り残されて笑えた。しかし、展望台の人出にはビックリした。

15日。函館フライデーナイトクラブ。
さっぱりとした「一文字」の塩ラーメンを食ってから会場入り。ウギャーと吼えるようなライブを展開出来たように思う。
しかし、この函館公演後、さすがに疲れが出てしまい、打ち上げには参加せずにひとり早くホテルに戻った。北海道は外は寒いのにやたらと熱いライブハウスばかりだったので、さすがに体力が消耗していたみたい。一応、ラーメンばかり食ってるように見えて、それ以外はバランス考えて野菜を食ったり、サプリを飲んだりしているわけだが、「北海道シリーズ終了」の安堵感によって緊張の糸が切れたのもあって、精神的にも肉体的にも疲れがドっと出た。まあでも、北海道シリーズはここ最近にないくらい高いテンサヨンでやれた。ライブは良いときも悪いときもあるけど、このテンサヨンで最後まで行きたい。

16日。東京に戻り。
ケンがギターを買いに行くということで、それに便乗して山野楽器に行って来た。が、あいにくレスポールJr.及びスペシャルがないということだったので、かなりショボくれながらケンのレスポール選びにチャチャを入れていたところ、そのうちの1本をかなり気に入ってしまい、ヒストリック・コレクションのレスポールを購入した。だけど全然似合わないんだよな、これが。米子のリハで試して良かったら、何曲か合いそうな曲で使ってみたい。

17日。休み。
ギターを弾いたり、新しいウイイレをやったり、ソバを食ったりした。新しいウイイレは前作よりもクロスが入りにくいけど、スルーパスが通るようになった気がする。個人的に「ロナウジーショとエトーの数値が低過ぎる!」と憤慨しながらバルサを使っている。基本的なフォーメーションはどこのチームを使っても、右にウィンガーを配置した4-3-3。ボランチの数だけ、相手によって変える感じ。リードされてる時は左のサイドバックをガツンと上げて3-4-3にフォーメーションを変えるのだけど、精神面が弱くて焦るタイプなので、そういう時に限ってシュートが入らなくなる。メンタル面を鍛えないといかんね。

手で?手でそれをつかむの? 2005.05.14[10:53]
9日。北海道に前乗り。女満別空港に着いた途端「ここは冬ですか?」という寒さだった。というわけで、圧縮パックしてあった上着の圧縮を解除して着込む。まさかここまで寒いとは思わなかった。日本は広いやね。

10日。北見オニオンハウス。
たまねぎ倉庫を改装して作ったライブハウス、北見オニオンハウス。楽屋は喫茶店のような民家のような、外見はとてもライブハウスには見えない。初めて来る人がどうやって見つけるのかが不思議でならない。ライブは激アツだった。

11日。移動日。
「カムイ」というラーメン屋で味噌ラーメンを食う。ラーメンの中でも味噌は最も打率の高いラーメンだと思う。「打率ってなんのことですか」と思う人がいるかもしれんので解説すると、味噌ラーメンは「味噌ラーメン食いたいなぁ」という気持ちにかなりの確率で答えてくれるということ。醤油や塩は「これはイメージしてたのと違うな」ということが多い。味噌でも北海道の味噌ラーメンはそんな俺の期待に毎回答えてくれる。ただ、ヒット率が高いがホームラン率は低い。イチローみたいな感じね。三振かホームランみたいな、そんな元広島のランスのようなラーメン屋探しばかりしているチーム・アジカンにとって、北海道は非常に居心地が良好。

12日。旭川ハイジャック。
本番前に食った「みづの」のしょうがラーメンが最高に旨かった。俺の「心のラーメンランキング トップ5」に食い込む美味しさ。ホームラン。ちなみに第1位には環七の「せたがや」がここ何年も居座っております。
移転したばかりのハイジャックは間違いなく今までやった中で一番暑いライブハウスだった。本当にここは北海道ですか?という暑さ。3曲目には、普段あまり汗をかかない俺も汗まみれで、眼鏡は汗の水滴と曇りで全く前が見えないし、ギターには汗が入って音が出なくなるしと非常に過酷な状況だった。「過酷な時こそテンションヌ!」ということで、何度か意識が朦朧としたがテンションヌでやりきった。暑い、そして熱い夜。
終演後、札幌に移動。ライブ後の夜走りは結構キツい。

13日。札幌ペニーレーン24。
本番前は「すみれ」のラーメンを食べた。旨いと聴いていたが、やはり旨い。ケンはスープを完全に飲み干していた。2打席連続ホームラン。
ライブは今日も燃え上がったのだが、アンコールでケンのギターが病院送りになった。まあ、本人の責任ではあるが、自分のギターではないけどちょっと切ない気分だ。形あるものはいつか壊れるとは言うが、そういうのはえてして突然やってくる。しかも「このタイミングはないでしょう」とツッコミたくなるようなタイミングで。必然なのか、偶然なのかと考えてみる。世の中のすべてのことが偶然だったら何か寂しいけど、すべてが必然だとしたらそれはそれでやりきれないこともある。世の中のことがすべて「あらかじめ決まっていること」だったら、「俺は一体何やねん」ということになるもんね。そうやって人間は都合の良いことばっかり考えてる。つうかそれは俺か。

WEEZERの新譜、TEENAGE FANCLUBの新譜、もうすぐoasisの新譜というわけで笑いが止まらない昨今だけど、the band apartの新譜が凄く格好良い。良い音楽のリリースが続くとウキウキする。日常のテンションヌが少しアガる。アガりすぎてタイプミス、「テンション」と打とうとして「テンサヨン」になってしまうくらいだ。音楽は素晴らしい。

テンサヨン上げろ。

インコに話し掛けてもムダだって! 2005.05.08[21:45]
6日。休み。
ZAZENBOYS、54-71、PANIC SMILEのライブを秋葉原に観に行った。メンバーが3人になってからの54-71を初めて観たのだが、これがストイックで凄く良かった。痺れた。そしてZAZENBOYS。痺れを超えてクラクラきたね、もう本当に。キワキワのセッションをああいう狭い箱で観られて非常に良い1日だった。音楽への意欲が俺の中でさらに燃え上がった。素晴らしい音楽に触れ、「あー、良い音楽を創りてぇ!」とA-BOYに混じって電気街で雄叫びをあげて(一部、内容が誇張されています。)帰宅。

7日。取材。
終了後、キューンから渋谷クアトロに直行。駅でバンプの増川君を発見したので捕獲し、一緒にBLOC PARTYのライブを観に行った。クアトロで堀江アツ氏とシンペイdeathと合流。この4人組はなんか新しいというか違和感バリバリな感じも端から見たらあるって言えばあるが、かなり和やかムードだったように思う。オープニングアクトのレイクス(確かそんな名前)は、「とりあえずなんだかわからんけど連れてこられました」的な雰囲気だったので、ロビーで談笑。そして、待望のブロックパーティー!ということでしたが、なんとライブが50分くらいで終了。「え?早くない?」という感じで、正直言ってもっと曲を沢山聴きたかった。まあ、凄い好きな曲が聴けたから満足してるけどね。時計を見たら20時だったのでそのまま4人で飲み会に突入。議題は「発掘ギャルズ」と「とりとめのない音楽談義」の二本立て。

8日。休み。
海沿いを散歩していたら2時間も歩き続けていた。海沿いではヤンキー風の若者なども戯れ、「オイ!テメェ!タコ採るまでこっちに帰ってくんなっ!」というような貴重な光景や、県道を走る場違いな金持ちのオープンカーwithケバい姉ちゃんなどを見ることが出来た。しかし、いくらなんでも「タコ採ってくるまで帰ってくるな」は理不尽極まりない。爆笑しかかったのだが、カラまれでもしたら帰りのバス賃が危ないということで必死に堪えた。

度々話題になる、ライブについて。
ライブはいろいろな人がいろいろな楽しみ方をするから、そこで摩擦が起こるのはどうしようもないことかと思います。やっている本人たちとして言いたいことは「人に迷惑かけないでいかに楽しむか」ということを観客が個々に思って欲しいということ。
あと、何度も言いますが、人が喋っているのにも関わらすに話し掛けられるのは嫌です。それから、正直、「黄色い声が…」っていうのは女性に対する言いがかりかと思います。だけど、興奮して周りが見えなくなってる男性の声と女性の声では、女性の方が声が高いので確実に目立つのも事実ですかね。まあ、その辺も周りに気をちょっとまわせば解決する問題のような気がします。たったひとりの行為でそこにいるすべての人の空間を台無しにすることだって出来ますからね。俺は観客として行くときは「とにかく自分がこの空間を楽しんで帰る」ということと、自分と同じくらい楽しみにして来ている人を「妨害しない」ということだけは守ります。
自分以外の人に想像力を働かせたうえでガッツリ楽しむ人が増えてくれると嬉しいです。

土鍋で煮込めば良いと思ってない? 2005.05.06[01:02]

水族館が異様に好きなので、常日頃から「良い物件はないもんかね」と、ツアー先でチェックスを怠らない俺だが、仙台で見つけたこの写真のパンフに描いてあるラッコと思わしき動物がどう見てもクマにしか見えません。ラッコにはこんな派手な耳がないような気がして仕方ないのだが、イルカと共に泳ぎながら貝を食べるクマだとしたら、今すぐに飛んでいってでも見たい。

30日。ラジオ収録などの仕事。

1日。休み。
この日は本当に一日中部屋で寝っ転がって過ごした。「イカン!このままではウシになってしまう!」ということで、夕方からウシの肉を焼いて食わしてくれる店に行った。ウシにならないためにはウシを食う。目には目を歯には歯ブラシを。ハンムラビ法典。

2日。渋谷AX。
久々のAXということで序盤は少々慎重なスタートだったけれど、中盤以降ガッツリと盛り上がる良いライブだった。終演後はライブを見に来てくれたスパルタローカルズ&エルレガーデンの面々やホリエアツ氏、そしてサザンハリケーンのマコリンなどと談笑。この日は、クールなあんちくしょうホリエアツ氏にワン鳥肌立たせたということで非常に満足しつつ、「明日はもっと燃えてやるぜ」的な目標をアサヒ・スーパードライの主に苦みの部分に誓って会場を後にした。
帰りに「ひとハプニング欲しいね」ということで、メンバーでハチャメチャ家という横浜家系ラーメンの店に行く。店員はすっかり代わってしまい、ハプニングの予感が全くなく、「今日はないね」的な空気が漂ったその瞬間、わずか9席しかない店内におよそ20人+αという外国の方が来店して驚いた。どこの国の人とかに関わらず、20数人で「ラーメン食いに行こう」っていう話には絶対ならないと俺は思うんだけどな。そんなデカいラーメン屋はそうそうないよね、普通。それでいて9席しかない店の店長に向かって「セキアイテナイノ?」だからね。「いやいや、全席空いてても全員座れないから」っていう話。

3日。渋谷エーエックス。
MTVの収録が入っていて、「鼻毛とか出てたら嫌だな」とか思いつつも、前日同様に熱いライブが出来た。終演後はライブを見に来てくれた暴動氏、小園氏、遅刻氏と談笑。小園氏と遅刻氏に気づくのが遅れ、「普通の格好だったんで…」とか「帽子被ってたんで…」と失礼ないいわけをしてしまいました。この日記を読んでいるはずないですけど、すいません。よくよく考えたら小園さん、いつも帽子被ってるのにすいません。反省しています。
「打ち上げは焼肉!」という盛り上がり感に圧倒されて、「おととい食べたんで、ちょっと…」と言い出せずにウシを焼いて焼いて帰宅。

4日。映画「真夜中の弥次さん喜多さん」を観に行く。ゲラゲラ笑ってストレスもすっきりと言いたいところだが、何かずっとかなり大きい声で独り言を言っている人がいて困った。映画館のスタッフが来て対処してくれれば良いのだが、こう場合、各部屋にスタッフが常駐ではないので我々にはどうしようもない。「うるせー」と言えば、「うるせー」と言った俺も独り言を言ううるさいやつと同等の妨害行為をしているように皆に思われてしまう。どうしたら良いのか最後までわからんかった。きっと同じことを考えていた人がたくさんいたと思う。まあ、途中から気にしないように気持ちを作ったので映画は楽しめたのだけど、きっと迷惑なその人の横とかに座った人とかは残念だっただろうなぁ。
あと、映画の前にサムギョプサルという焼肉(ブタ)をうっかり食ってしまった。いくらなんでも4日のうち3日も焼肉を食うなんてありえない。焼肉猛打賞。4打数3安打。
MMはゲストにエルレガーデン。

5日。日比谷野外音楽堂。
非常に素敵な空間でライブが出来て幸せな気持ちになった。野外はやっぱり良いなという気持ちがあるけど、お客さんともっと近いほうが良いなという自分もいる。野音は素敵だけど、やっぱりライブハウスとは別物。次にやる機会があったら、「野音ならではの何か」っていうのを用意したほうが良いかもしれないなどということや、ツアー後半戦に挑むにあたっての課題や目標などをメンバーとファミレスで語って帰宅。

ツアー後半戦、北海道から張り切って参ります。

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