01
相愛性理論
LINER NOTES
KEITA「数学と恋愛をかけた曲を作ったら、おもしろいんじゃないかというアイディアが湧いてきて、2時間ぐらいで書き上げた曲です。最初に出てきたフレーズが、「1+1=2」と「私+君=愛」。そこから数学用語の「円周率」や「万有引力」、「相対性理論」という言葉を書き出していって、おもしろい歌詞が書けたかなと思います。ただ最後の〈君の答えを…〉の後の言葉がぜんぜん出てこなくて。悩んでいる時に、友達から“今から飲みに行こう”という電話がかかってきて。あと一文字が出てきたら連絡するよ、と言って切った瞬間、〈求めたい〉という言葉が出てきて、“よっしゃ、行くぞ!”と(笑)。数学ではこの答えを求めなさい、というじゃないですか。君の答えと数学の答えがリンクした時は、鳥肌が立ちましたね」
NANAE「まだ歌詞ができていない段階で聴かせてもらって、メロディーを歌ってみたりしていたんですけど、その時点から、これはいい曲かも!?と思っていました。私は、歌っているうちに曲が身体の中に入ってきて、いい曲だなと思うことが多いんですけど、この曲は最初に聴いた瞬間から、絶対ライブで盛り上がる曲になるなって思いました。
途中にラップっぽいところがあるんですけど、それって今まで経験したことがなくて。KEITAからは、“あまりメロディーにのせないでほしい”とか“ちょっと投げ捨てるように、語るように歌ってほしい”という要望を受けたんですけど、最初はこっぱずかしくて(笑)。今は、すごく楽しみながら歌える曲になりました。ツアー(『7!!のうぷぷなツアー2016〜いちゃりばみーんな☆うっぷすふぁみりー!!〜』)で初披露したんですけど、すごく盛り上がりましたね」
MAIKO「私、この曲を聴いた時は、歌詞がきれいにまとまっていて、“座布団1枚!”、いや“5枚!!”みたいな感じでした(笑)。無駄な言葉がひとつもない、すべてが繋がっている納得のいく歌詞だなって」
MICHIRU「僕も、歌詞がおもしろいなと思いましたね。それにこの曲は、ライブの時、ギターを弾いていて、すごく楽しいんですよ。ギターをかき鳴らせるような、ロックのギターのおいしいところがいっぱい詰まったアレンジなので」
02
FLY
LINER NOTES
MICHIRU「元々は、自分でアレンジがやりたいなと思って、PCの音楽ソフトを使って練習用に作っていた楽曲でした。それをプロデューサーに聴かせたら、アップテンポでノリもいいから、というので1曲に仕上げて。(7!!が出演する)『オリオンスタイル』の新しいCMソング用に提出したら、この曲に決まったという」
NANAE「レコーディングの時は、単純にとっても楽しい曲だなと思っていたんですけど、ツアーで披露した時に、キーボードのフレーズが流れてくると、すごく胸が熱くなる瞬間が毎回あって。感動するというか、泣きそうになってしまって。この曲には、楽しいだけじゃない、いろんな感情に触れる力もあるんだなって思いました」
KEITA「CMの撮影は、とにかく暑かったです。(那覇新都心にある)沖縄県立博物館・美術館の屋上で撮影したんですけど、スタッフさんもみんな同じTシャツを着て、真夏の炎天下での撮影でした」
MAIKO「7.19! MAIKOには、忘れられない日。その日の夜、バイクで事故りました(苦)。この曲を名古屋で初披露した時、ギプスしてたからドラムが叩けなくて、コーラスだけの参加でした」
03
オレンジ
LINER NOTES
MICHIRU「(フジテレビ・アニメ)『四月は君の嘘』のために書いた曲です。このテーマ曲の話をいただく前から、マンガはずっと読んでいて。ものすごくいい作品だったので、曲を書く時もインスピレーション受けまくりでした。このアニメ自体が、アニメファン以外の人も観るようなアニメだったので、「オレンジ」は今まで出逢うことなかった新しい人たちと出逢えるきっかけを作ってくれる曲でもありました。ライブでは演奏がハマってないと、お客さんに届かない。この曲が終わった後の空気感で、届いたのか、そうでないかがわかるくらい、バラードを演奏することがどういうことなのかを教えてくれた曲でもあります」
KEITA「7!!のバラードの中でも、ダントツの代表曲ですね。アレンジもダイナミックで感動的。この曲からバラードを演奏する時の意識が変わりました」
MAIKO「みんなで、心をひとつにせねば!みたいな、使命感の強い曲なので。いまだに演奏する時は、ドキドキします!」
NANAE「『四月は君の嘘』のクラシックコンサートでは、ピアノとバイオリンの演奏で歌わせていただいたりとか、たくさん新しい経験をさせてくれた曲ですね。ライブでハマった時は、自分も感動して泣きそうになります」
04
大きくなる愛
LINER NOTES
MAIKO「3年前くらい前、好きな人とお別れをした頃にできた曲。悲しくて書いたんじゃなくて、別れる時に初めて知ることとかあるじゃないですか。あの時こう思ってたとか。その時に言えや!みたいなのが、この曲です(笑)。好きだったら、好きという言葉をちゃんと口に出していこうよ。口に出してれば育まれたのに、出さなかったから別れたのかなって。思ってることは口に出すといいよ!というのを、みんなに教えよう、みたいな想いも入ってます。それって恋愛だけじゃなくて、友達ともそうだし。ありがとう!という気持ちも言わなきゃ伝わらないなって思うから。サウンドは、ミュージカルみたいに楽しい感じがいいなというのを、KEITAがくみ取ってくれて。自分だけの力じゃ実現できなかったものを、KEITAがちゃんと仕上げてくれた。ということで、感謝の気持ちを声に出して、“ありがとうございます!”(笑)」
KEITA「この曲は、初めて聴いた時から、やりたいなと思っていましたね。今回アルバムの話になった時に、プロデューサーに、“この曲がやりたいので、アレンジはこの人で!”という話をしてアレンジをお願いしたのが、鈴木俊介さん。ミッチーのギターの師匠です。僕らもデビュー6年目になるし、今回のアルバムでは自分でアレンジを考えたり、アレンジャーさんと直接やりとりしながらツメていった曲もあります。ここでは7!!で初めてのビッグバンド風のアレンジになりました」
MICHIRU「ひと昔前の僕らだったら、絶対にできなかったアレンジだなって思います。デビューしてからいろいろ経験して、スキルを上げて、今だからこそ録れた1曲だなと。今回のレコーディングの中で一番大変でしたけど、思い返せばすごく充実した、達成感のあるレコーディングでした」
NANAE「今までにないアレンジだし、MAIKOからは、しゃべるように、好きなように歌ってほしいという要望があったんです。今まではミッチーの曲だったら、こういうふうに歌ってほしいとか、ミッチーからの細かい指示をもとに歌っていたので、いざ自由に歌ってと言われて戸惑ってしまったんですね。それを感じたMAIKOがボーカルのブースに入ってきて、急に踊りだして。私もつられて、おかしくなってきて(笑)。こんなに汗が出るのかというくらい汗だくになりながら。歌っていくうちにメロディーも少し変えてしまっていたという。この曲で、ひとつステップが上がったなって思うほど、すごくいい経験でした」
05
世界を回せ!!
LINER NOTES
KEITA「これはライブで盛り上がりたいがために書いた曲。曲ができてから、しばらく放置していたんですけど、やっぱりライブでやりたいなと思ってサビを転調させてみたら、しっくりハマった。それが最初の『オリオンスタイル』のCMソングに決まって。いざライブで披露してみたら、自分の狙いどおりお客さんが盛り上がってくれたので、書いてよかったなと思いました」
MICHIRU「一番アツくなれる曲」
NANAE「まさにライブ向きな曲です」
MAIKO「演奏してる側が、楽しめるっていいよね。それって一番のファンの人にも伝わりやすいじゃん!」
06
汚れたスニーカー
LINER NOTES
KEITA「数年ぶりに書いたバラードです。だからワンコーラスに1ヶ月以上かかりました。毎週沖縄と東京を行き来して忙しいNANAEをスタジオに呼び出して、フレーズが思い浮かんだら、すぐに“歌ってみて”、“いや、違うな”って言いながら、NANAEを贅沢に使いました(笑)。アルバムにはバラードが4曲あったので、その中でもちょっと異質なアレンジにしたくて、レゲエがいいなと。それをアレンジャーさんに細かく伝えて、ツメていきました。仕上げたら、5分以上ある超大作になってしまった。ライブで演奏する時、集中力が持つかなって今から心配しています(笑)」
NANAE「ミッチーの場合は、完成されたかたちで聴かせてもらうのでイメージもしやすいし、アレンジが上がってきた時も、こういう感じの曲になるんだなってわかる。KEITAの場合は、ほとんど原石の状態から関わっているので、でき上がった時の驚きが大きいですね。アレンジとか、KEITAは自分の中で、こうしたい!というのがすごくある人だから、今回は自分の思いを直接アレンジャーさんとかに伝えられてよかったなと思います」
07
センチメートル
LINER NOTES
MICHIRU「懐かしいですね、デビュー前に作った曲なので。結成して、たぶん4、5曲目くらいの曲です。歌詞は手直ししていますけど、元々のテーマはそのままなので、すごく若いなって感じますね(笑)。アレンジは何度か変わっています。元々鍵盤を入れてない時は、3人だけで成り立つ音を自分たちで考えてアレンジしたんですね、もう10年以上前に。あの頃は那覇のライブバーを借りて練習していて。そこで、みんなで言いたいことを言い合って、ケンカしながらアレンジしたなというのを、すごく覚えていますね」
KEITA「理解のある店長さんが、応援してくれて。平日の営業前に練習させてもらうかわりに、週末働いて還元するという感じでした。その頃に4人で考えたアレンジから、デビューすることが決まって、今回のアルバムでも2曲お願いしている鈴木さんに最初のアレンジをしてもらって。そこからまたシライシ(紗トリ)さんがバンドサウンドにリアレンジしてくれたんですけど、それは結局発表されず、去年シングルをリリースするタイミングで、シライシさんが新たにまったく違うストリングス中心のアレンジをしてくれました」
NANAE「歌い方も気づかない間に変わったと思います。いろんなアレンジをしていった中で、一番印象に残っているのは、今回のピアノとストリングスで歌ったヴァージョン。同じ「センチメートル」ですけど、今までとはぜんぜん違う曲になりましたね。この曲を聴いて、ぎゅっと切なくなったり、ライブの時も涙を浮かべてくれる人を見ると、いくら時が流れても、その時々の世代の子に響く曲なんだなというのを、あらためて感じます」
08
花びら
LINER NOTES
KEITA「4年前くらいに書いた曲です。自分でアレンジしたものを、ツアーで披露していく中でブラッシュアップさせながら、歌詞も変えて、鈴木さんと一緒にアレンジしていきました。わりとロックなサウンドですけど、ストリングスで印象的なメロディーを活かした泣きのアレンジにしてほしいと伝えて。アレンジが上がってきた時は、素敵なストリングスが入っていて、これだ!と思いましたね。歌詞でこだわったのは、春の歌だけど、桜という言葉は絶対使いたくないということでした」
MAIKO「コーラスが楽しかったです。歌詞の中で桜がひらひらじゃなくて、コーラスでひらひら感を出すというのは…」
NANAE「新しい!」
09
HARU
LINER NOTES
MICHIRU「恋愛の曲で僕は、わりと恋愛のいい面を書くんですけど、楽しいことばかりじゃないなと思って。ネガティヴな面を書いてみたのが、「HARU」です。恋をしているからこそ、辛い!みたいな、叶わない恋もあると思うので。イメージしていたのは、妻子ある人を好きになってしまった女の子。その子がどういう感情を抱くのかなというのを考えながら。恋をして、春がきたのはいいけれど、なぜか切ないというところを表現してみました」
NANAE「今初めて知りました。まさか妻子のある人を好きになった曲だったとは…。曲自体すごくいいし、ライブ映えもするし、歌っていてすごく楽しい曲ですね」
KEITA「エネルギーのある曲だなと思います。この曲をどこに入れるか、何度も入れ替えて、最後まですごく悩みました。自分が書く春と、MICHIRUが書く春は、どっちもネガティヴ(苦笑)」
10
きみがいるなら
LINER NOTES
MICHIRU「一番新しいシングル。(テレビ東京系ドラマ24)『勇者ヨシヒコと導かれし七人』のエンディングテーマのお話をいただいた時に、台本を読ませてもらったんです。ドラマの内容は、仲間と共に旅をして魔王を倒す、というもので。自分たちもちょうどメジャーデビュー5周年で、4人が出逢って、デビューというひとつの目標に向かって、たくさんの支えの中でここまでこれたなというのを感じていた時期だったので、ドラマとリンクする部分がありましたね」
MAIKO「ツアー中に披露してたんですけど、NANAEの声が入ってくると、演奏しながら涙が出そうになったりします。この曲をリリースした去年は事故とかレコーディングとか、いろいろあった年だったんで。ホントに支えてくれる人がいるから、ここにいられるんだって思うと、より強く気持ちが入るんです」
NANAE「私にとって、これは特別な曲で。まさに、その時の感情が歌にそのまま出ていると思います。この曲ができて、『ヨシヒコ』のエンディングが決まって、エンディングテーマ用に曲を録るというタイミングで、ノドを壊して、まったく声が出ない状態になってしまったんです。でもレコーディングは絶対しないといけない。90秒のテレビサイズのレコーディングの時に、2回通して歌ったら声が出なくなって、初めてブースで泣きながら、“もう歌えません”と言いましたね。たくさんの人に迷惑をかけたし、そういった意味でも、この曲をアルバム用にちゃんとレコーディングで歌えた時は、まさに〈両手を広げて受けとめてくれる〉“君がいるからだな!”って感じでした。ホントに特別な曲になりました」
11
セツナエモーション
LINER NOTES
KEITA「今までの7!!は、ポジティヴな部分を歌詞にしてきたんですけど、これからはそれだけじゃなく、もっと人間のネガティヴなところも曲にしていきます!という意思表明的な意味も、この曲のコンセプトとしてありました。久々にバンドアレンジで、あまりシンセとかも入れていない。歌詞では新しい7!!が出せた一方、サウンドは原点回帰しているという曲になりました」
MICHIRU「かけ合いになっているコーラスがおもしろい。MAIKOのコーラスが入るからこそ、ネガティヴが中和されて、重くなりすぎてないなと思います。僕は曲を書く上でコーラスまでは手出ししなくて、主メロだけなんですね。コーラスも含めて、曲全体を見据えながら書けるというのは、器用なKEITAだから作れる曲だと思いました」
MAIKO「私は、この曲ってネガティヴとは少し違う気がするんです。だって最後は、〈立ち上がって大人になっていく〉って、歩み出してるから。人って、やっぱよく見られたいし、辛いことを、わざわざ辛い!という人ってなかなかいないじゃないですか。別に!みたいな顔をして生きていく人も多いと思うんです。今まで隠してたものを、隠さずに、ただ正直にさらけ出しただけであって、それを私はネガティヴとは違うと思うんです。見せる強さじゃないけど、さらけ出せる勇気みたいなのが、「セツナエモーション」だと思ってるんですね。アルバムの撮影の時も、前は、笑顔でいなきゃ!みたいな、取り繕うところがあったけど、今回は、飾らない素の7!!かなって思いました、客観的に見て。
ただ、ハッピー、ハッピー!な今までのキラキラな7!!でいたら、みんなもキラキラになる。でもこのアルバムの7!!に触れたら、みんなどう感じるんだろう。素の7!!って、こんなことも思うんだ!とか、私と同じようにこんなことで悩むんだ!って受けとってくれるかな。ファンの人たちがどんな反応をするんだろう? ライブの空気感も変わってくるかもしれない。それでも歩み出していく7!!に共感してもらえたらうれしいなって思ってます」
相楽 樹さん
「センチメートル」
ゆりやんレトリィバァさん
「FLY」
木南 晴夏さん
「きみがいるなら」
アルバムリリースおめでとうございます!
私は7!!さんのMVに「センチメートル」も含めて3度も出演させて頂きました。
撮影のときに沖縄で皆さんと共演できた事は私の大切な宝物です。ありがとうございました。
7!!さんの音楽が大好きなので、これからも素敵な音楽を作り続けていってください。ずっと応援してます!
相楽 樹
5周年締めくくりおめでとうございます。
上戸彩です。
調子乗っちゃって~
昨年発売のFLYのPVに出させて頂き、有難うございました。
PVの中でデートしてる彼女役だったのですが撮影が楽しすぎて本当のデートみたいにウキウキして自分が美人の感覚になってたんですけど出来上がりを観て、バリブスで驚きました。
良い曲ですね。
6周年も落ち着いていきや~!!!
ゆりやんレトリィバァ
7!!さん、5周年おめでとうございます。
勇者ヨシヒコのエンディングテーマのMVに出演させていただけるなんて、とても嬉しいコラボでした。
撮影中にもわざわざいらしていただき、ありがとうございました。
現場では何度も何度も繰り返し曲を聴き、その染み渡るような歌声のおかげで、世界観に入り込むことができました。
これからも、人々の心にせつないエモーションが流れるような素晴らしい楽曲をたくさん生み出してください。
楽しみにしています。
木南 晴夏
相楽 樹さん
「センチメートル」
アルバムリリースおめでとうございます!
私は7!!さんのMVに「センチメートル」も含めて3度も出演させて頂きました。
撮影のときに沖縄で皆さんと共演できた事は私の大切な宝物です。ありがとうございました。
7!!さんの音楽が大好きなので、これからも素敵な音楽を作り続けていってください。ずっと応援してます!
相楽 樹
ゆりやんレトリィバァさん
「FLY」
5周年締めくくりおめでとうございます。
上戸彩です。
調子乗っちゃって~
昨年発売のFLYのPVに出させて頂き、有難うございました。
PVの中でデートしてる彼女役だったのですが撮影が楽しすぎて本当のデートみたいにウキウキして自分が美人の感覚になってたんですけど出来上がりを観て、バリブスで驚きました。
良い曲ですね。
6周年も落ち着いていきや~!!!
ゆりやんレトリィバァ
木南 晴夏
「きみがいるなら」
7!!さん、5周年おめでとうございます。
勇者ヨシヒコのエンディングテーマのMVに出演させていただけるなんて、とても嬉しいコラボでした。
撮影中にもわざわざいらしていただき、ありがとうございました。
現場では何度も何度も繰り返し曲を聴き、その染み渡るような歌声のおかげで、世界観に入り込むことができました。
これからも、人々の心にせつないエモーションが流れるような素晴らしい楽曲をたくさん生み出してください。
楽しみにしています。
木南 晴夏