アフレコインタビュー

<キャスト>

速水洋平……樋浦勉
南郷隼人……家中宏
水早賢次……小野賢章
日下五郎……石田彰


海野千太……阪口大助
速水あゆみ…須藤祐実
速水みゆき…篠原恵美
レッド………石塚運昇

●最初に、本日のアフレコの感想をお願いします。(以下、敬称略)

■樋浦■「速水は軍人さんだけど、とぼけたパパさんの一面もあって、大変楽しく演じさせていただいてます」
■家中■「南郷はどうも速水艦長の娘さんにドキドキしているようで…(笑)真っ赤になったりしどろもどろになったり…。そこもどうぞお楽しみに(笑)。この作品は、子供たちだけではなく、大人の皆さんも十分以上に楽しめる作りになっていると思います」
■小野■「原作を読んだことはないのですが、(映像を)見ていて、面白いなあと思いました。これからもっともっと面白くなると思いますので、それに負けないように一生懸命がんばりたいと思います」
■石田■「新707が稼動し、僕らもジュニアに乗れたぞ!というところで、始まったなあという感じがしております。第2巻になったらもっとすごい事件が起こるのではないか・・・と今から期待しております」
■阪口■「本編の前に予告編を撮らせてもらっていまして、(その時に)スピード感のある楽しい作品だなあ、と思っていましたので、今日の本編収録をとても楽しみにしていました。」
■須藤■「いつもは『パパ』なのに、強がっているときは『お父さん』と呼び方が変わったりするのですが、その気持ちの変化や、強がっている中にも"寂しさ"を出すことを意識しています」
■篠原■「割とシリアスなお話なのですが、キャラクターがみんなやわらかい感じですね。私が演じさせていただくみゆきは、良妻賢母の理想のようなキャラクターですので、少しでもそれに近づけるよう、演じたいと思います」
■石塚■「単なる敵役なのではなく、家族とのシーンもちゃんとあり、『だから私(レッド)は革命を起こすのだ』という部分がきちんと描かれていて、面白いと思います。」

●原作「サブマリン707」の印象は?

■樋浦■「昭和38年くらいに連載されていたんですよね?あの頃の時代を懐かしく思い出しました。当時から大人も週刊マンガを買って通勤していた、その姿が思い出されました。」
■家中■「(707の)プラモデルがあったのは覚えています。お風呂の中で遊んだり…。また復刻されるといいですね。」
■小野■今は海を舞台にしたマンガが少ないので、この原作は別世界のものみたいで面白そうだなあ、と思います」
■石田■「『すごく昔の作品だ』…というくらいの知識しかなかったのですが、アニメーションはアニメーションの707として、また新しい良い作品を作っていきたいと思います」
■阪口■「単なる勧善懲悪作品ではない、大人も楽しめる作品だと思います」
■須藤■「お話の内容も登場人物もとても濃く、深いなあと思いました。また、海をテーマにしたマンガは私にとってすごく新鮮で、とても昔の作品とは思えませんでした。」
■篠原■「私は全然知識がなかったんです…。古い作品だということを、今日初めて聞いて、とてもびっくりしました。アニメの冒頭などは、現在の政治情勢のまんまで、いいのかなあ、と思っちゃったくらい。レッドの言う環境問題なども、今の問題ですので、てっきり最近の作品だと思っていました。このテーマをあの時代に描かれていたなんて、(小澤先生は)スゴイ!と思いました。」
■石塚■「この『サブマリン707』も『青の6号』も、海の綺麗さがとてもよく描かれていると思いました。」

●皆さんの役どころについて教えてください。

■樋浦■「しっかりとした作戦を立てられる、信頼できる軍人としての速水と、父親としても、普段はおとぼけでもビシッとするときはビシッとする、そんな父親像が求められているのかなあ、と思い演じました」
■家中■「南郷は冷静にみんなをまとめる立場にあるけれども、熱いものも持っている、そんな風に描かれていると思います。あくまでも艦長の右腕なのですが、上司としても、人間としても魅力的な艦長に惹かれているのだと思います。3人の少年の兄貴分でもある、そこもうまく演じられれば、と思います。」
■小野■「賢次は3人の中で一番まじめだと思います。自分の仕事をちゃんとしながら、仕事をきちんとこなすように(演じて)いきたいと思います。自分的には賢次に艦長になってもらいたいです(笑)」
■石田■「五郎は、新生707号に乗り組むメンバーの中では一番若いので、乗組員としても人間としてもまだまだ至らない。そこを艦長や南郷さんにこれから育ててもらうのではないかと思います。若い3人の中でも、特に五郎は『俺はできるんだぜ、俺は大人なんだぜ』って虚勢張っているようなのですが、実際は子供で。でもそういう虚勢の張り方がトラブルを起こすことになるのか、それとも問題を解決する原動力になるのか、お楽しみに」
■阪口■「千太も含めて、少年3人は、観ている人たちと近い年齢なのではないでしょうか。共感してもらえるところもあるかもしれません。千太は3人の中でも特にホワンとした、独特の空気感を持っている子ですが、後半にかけて活躍する場面もあるかもしれません。お楽しみに!」
■須藤■「あゆみは海の上の戦いとは別の世界にいて、唯一のアイドル的存在だと思います(笑)。ほとんど帰宅しないお父さんに本当は甘えたいのに、素直になれず強がってしまうのですが、本当はすごくさみしがり屋な女の子だと思います」
■篠原■「みゆきは、理想の母、理想の妻像として描かれているかと思います。また速水の家庭とレッドの家庭、それぞれ登場しますが、それは戦いだけでなく、いち家庭の中での速水やレッドの存在を描くことで、ただの戦闘マシーンでない、どちらも人間なのだ、というところを描いたのだと思います。(みゆきは)その家庭の平和、というものを出してゆく立場にあるのだと思います」
■石塚■「レッドは敵役ですから、悪く悪く描かれますが、それは信念を持ちすぎて持ちすぎているから、というか、速水艦長に対してレッドはもう信念だけで生きているというか…。そこを追求していけたら、と思います」

●ファンへのメッセージをお願いします。

■樋浦■「アニメファンの皆様、そして他の全ての皆様、楽しいものを造りますので期待していてください。原作がいいのだからいいものができないワケがない!!…以上です」

…皆さん、ありがとうございました。

戻る