制作スタッフインタビュー
キャラクターデザイン 紺野直幸

アニメ化の話が舞い込んできたときの気持ちというのは?
 気持ちはもう・・・遠い過去で覚えてないんですよね(笑)。最初に描いたのはもう4年前ですから。最初に描いた絵と今の絵も全然違いますし。今の方が自分なりに消化できているんではないかと思っていますが・・・近づいたかどうかは謎ですけど。最初に描いたのは今よりちょっとリアル系でしたね。先生のマンガの良さっていうのが掴めてなかったですね。今のアニメーターとしての技術で描いてしまっていたんだと思います。それだとやっぱり違ってしまう。そこら辺がようやく掴めてきたのがここ最近の絵かなあとは思ってます。
キカイダーの中で「このキャラクターが好きで描きやすい」とかいますか?
 描きやすいのはたぶんミエ子とイチローだと思います。一番書きづらいのがジローです。今回テレビとはちょっとデザインを変えて多少成長した感じになってますけど、どっちにしてもジローは難しい。好きなのもミエ子かなあ、やっぱり(笑)。前回のヒロインだったミツコは「009」のフランソワーズともかぶるキャラクターなんだけど、ミエ子っていうのは今まで描いていないタイプなんですよね。声がミッチー(堀江美都子さん)なのも良いですし。はじけてほしいです。“ビジンダーのテーマ”を唄いながら出てきて欲しかった(笑)。
 リエ子は基本的にミツコと近いですよね。正統派のヒロインキャラなので。ヒロインの証もつけてるし・・・カチューシャ。ミツコより大人のキャラではありますが。
ミエ子もイチローもどちらも元気なキャラクターですね。元気な方がお好きですか?
 そうですね。先生の後期のキャラクター性が良く出ているのかな?
やっぱり「番長惑星」系の方が好きかなあ。静かな清楚なヒロインというのもすごく魅力的なんですけど、お色気で迫るようなタイプも。
女性キャラを描くのは好きですか?
 うーん・・・嫌いじゃないです(笑)。
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