雑誌広告
指を動かせっ

クーロンズ・ゲートのビジュアルが初めて広告誌面に登場した作品だ。なんとゲーム発売予定が95年10月となっている…キリーク・ザ・ブラッドとDEP告知との合同広告で、まだニューメディア室と名乗っていた頃の懐かしい作品である。
(95年4月)
迷信は弱い心の信仰である。
Superstition is the religion of feeblle minds.
 Barke


イギリスの政治家バークの警句をそのまま引用した作品。本来は逆説的に宗教を擁護する言葉なのだが、水銀屋のチューブにからめ取られたビジュアルと相まって、異様なニュアンスを醸し出している。
(96年2月)
常識は、
今のうちに 
捨てておいてください。


この作品から香港ロケシリーズが始まる。第二の九龍城との呼び名の高い重慶大廈での撮影だ。壁が燃えているのかと思いきや、写真自体にも焦げ後があり、次元が揺らぐ。
(97年1月)
ガイドブックに
載せられない
香港が、ある。


香港ロケ第二弾。返還を見据え、そろそろ香港という言葉がテレビや新聞で見受けられるようになったタイミングを狙った作品だ。ロケ場所は下町のアパート。後付けのパイプがまさに九龍城状態のうねり具合で、いい雰囲気を醸している。
(97年2月)
入口は
どこにでも
ある。


すーっと奥に引き込まれていきそうなパースペクティブを持つ構図で、イメージを誘う。またもや燃える顔の不条理。その中が真っ白なのは、無の世界を表している。無の向こう側に、暗黒の街がひかえているという趣旨である。
(97年2月)
入口は
どこにでも
ある。

こちらはバードストリートでのロケ。ちなみに香港名物だったこのバードストリート、97年中に近くに建設される集積ビルに移転するとのこと。この無秩序な美をめでることは、もうできない。
(97年2月)
番外
時空の門が、牙を剥く。

最初期のチラシだ。まだ用意できるビジュアルが揃わず、シナリオもままならない頃の作品。ワラ半紙に黄色と朱で香港チックなチープさを狙う。表面にいきなり「風水」、裏面が四神獣の配列と、ほとんど企画書のようなつくりである。ハイパーリアル・アドベンチャーRPGというショルダーが、なんともほほえましい。
(95年12月)
新聞広告
ガイドブックに
載せられない
香港が、ある。

ようこそ、陰界の九龍城へ。


発売前日の朝刊30段だ。右半分がゲームの紹介になっている。まんなかを例の焦げ後でつないで、全体としてひとつの雰囲気にまとめている。新聞の30段広告の場合、紙面を大きく使うデザインはダイナミックだがかえってポスターのように滞在時間を短くしてしまう。細かく、視点を近付けて読むような紙面を創ることで「読ませる」作品に仕上がっている。
(97年2月27日 朝日新聞 朝刊)
入口は
どこにでも
ある。


ダメ押しの発売日当日の夕刊だ。すでに「発売後」ということで、パッケージ訴求に重点を置いた。そのため、ゲーム紹介を割愛し、全体としてのインパクトだけを狙い、視線が自然とパッケージに落ちつくようなデザインとなっている。
(97年2月28日 朝日新聞 夕刊)